【振り返ってみた】昨年読んだビジネス書で一番突き刺さったものは?
先日の本の朝活「エビカツ」(東京朝活読書会)のテーマが、「2013年一番心に残った本は?」でしたので、ザザザーっと振り返ったところ、まずは5冊くらいに絞られました。
その上で、「読んだ結果、自分が最も変わった本は何だったか?」を考えると、この本なのかなぁと。
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以前にもレビューをいたしましたのでよろしければご覧いただきたいのですが、軽々しい「顧客第一主義」ではない、仕事の本質を深く考えさせられた本だったのです。
そして、実際に仕事への考え方が変わりました。
「お客様が先、利益は後。」
確かに、タクシーという直にお客様と接するお仕事では、中央タクシーさんのサービスマインドは文句なしにハマっています。
しかし、これをうちの業界(文具・オフィス用品販売)やわたくしの仕事(ネットショップ企画・運営)ではどう実行していけばいいのか?
きっとわたくしに限らず、この本を読んだ多くの方が、自分の業界ではどうこなしていくべきか?思いを巡らしたことと思います。
わたくしのひとつの答えが、これも少し前に書きました、「買ってくださるお客様、売ってくださるお客様」という考え方です。お金を払ってくれる方だけがお客様ではない。お金と引き換えに、商品やサービスを提供してくださる取引先さんも、同じように大切なお客様であるということです。
そこから、そうしたお客様方の「本当のニーズ」に、いかにして応えることができるか?を引き続き考えていた時、ふと目にしたフレーズがありました。
「客先の担当者さんが社内で出世できるような仕事をする。」
元リクルートの藤原和博さんの著書で見かけたのですが、これだと思ったのです。
もちろん、わたくしの場合は、売ってくださるお客様である仕入先の担当者さんも含みます。
うちと取引していただくことにより、社内での立場が向上するような結果を目指す。お客様への提案ひとつにしても、例えば最大の成果を最小のコスト、手間でできればその方の評価は上がるでしょうし、逆に仕入先さんにも上司に褒められるような取引内容になるように心がけるわけですね。
非常に単純なことですが、お客様が偉くなってくれれば、より一層ご贔屓にしてくださるかもしれませんし、何か困ったときにもその地位を利用して助けてもらえるかもしれません。
また、仕入先の担当者さんも、偉くなっていただければ、うちにとってこんなに心強いことはありませんよね。
アホみたいにシンプル。
でも周りを見渡してみると、こういう意識で仕事をしている人は、そんなに多くないように見受けられます。
ビジネスといっても、結局中で動いているのは100%人間です。
人を疎かにしてうまくいくはずかありません。
今後も、こういったことを肝に銘じて仕事しようと思います。
あ、本日夜の7時から、丸の内の人気スポットKITTEにあるオサレなお店で行われるセミナーに、トークゲストとしてちょっとお邪魔いたします。
ご興味ある方はどうぞ。m(_ _)m
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