【読んでみた】本田直之さんの「ノマドライフ」久々に来ましたあの妄想感覚。
これまでも何度か書いているような気がしますが、わたくしにとって「いい本」の条件とは、
読んでいると、ムクムクと妄想が始まって、読書自体が寸断されることしばしば。でも「自分だったらどうするかな、どうなるかな。」というワクワク感を与えてくれる本。
であります。たまにこういう本に出会うと、ちょっとうれしくなりますね。(もちろん、自分の本もそうあって欲しいと思いながら書いております。)
今回久しぶりに妄想させてくれる本に出会いました。いろんなところで話題になっているこの本です。
ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと
まずこの本は、カフェで仕事をするためのハック本ではありません。もちろん本の中でITを最大活用することは奨励されていますが、それは当然のこととして、そうしたことを踏まえた上での今後の生き方についての道しるべという内容です。
それが上手く表現されているのが、サブタイトルだと思うんですね。
「好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと」とあります。つまり、すぐに会社をやめてノマドになれというのではなく、今は普通のサラリーマンでも、自分の理想とするノマドライフを実現するために準備するべきことがある。ということです。
例えば、週に一日でも会社に行かずに仕事する日を作ってみるとか。
でも普通の業務形態の中では、これってなかなかできないことのひとつですよね。しかし、そういう日こそいつもより成果を上げるなど結果を出しつつ、上司のOKを勝ち取るなど、かなり「修行」に近いものがあるのですが、それくらい極端な訓練をしておかないと、ノマド気質になるのは程遠いことであると書かれています。
本書では、その人の今いる段階(フェイズ)を把握し、それに応じた「やっておくべきこと」を提案してくれています。当然、業態、仕事内容によっては、うまくどのフェイズなのか当てはまらない場合もあるとは思います。しかし、そこは自分で勝手に料理して食っちゃうくらいの気概と工夫がないとまずはダメなんでしょうね。
もちろん、ノマドライフがすべての人に向いているかといったら、そんなことはありえないわけで、興味を持った人だけ読めばいい本なのですが、今後ますますいつ会社がなくなるかわからない時代、ノマドライフのマインドを身につけておくことで、会社という「飼われた」状態での仕事にも余裕が出ますし、万が一リストラされたときにも、慌てずに済むような気がします。
わたくしの場合は、知らず知らずのうちにそうした「訓練」というか、自分の立ち位置の作り方などは、そこそこノマド的にできつつあるのかなという感じはしました。
簡単に書いてみると、まずは大きな会社で社会人生活をスタートさせ、わけがわかんないなりにバタバタと一生懸命過ごし、そこで見えてきた大会社ゆえの窮屈さに抵抗を感じて転職。小さな会社の中で徐々に特異なポジションを築きつつ、傍目には「高木さんは楽しそうに仕事してるよね。」と思われるような現状、であります。しかし、かといって独立にかんしてはノーアイデアだったんですね。
まぁ、まだまだ準備も修行も全然足りませんが、この本を読んだことで、近い未来について少しヴィジョンが見えてきたかな、なんとなくムズムズしてきたかな、という気持ちになったわけですね。そういう本でした。
余談になりますが、血液型と気質の都市伝説?はご存知でしょうか。
O型は、その名の通りタイプ「ゼロ」であり、一番古い、基本の血液型。欧米人に多いことから、「狩猟民族系」と目されます。
A型は、その後出てきた「農耕民族系」。日本人の40%がA型、東南アジア全般にA型は多いそうです。
B型は、モンゴルなどに多い「遊牧民族系」で、どっしりと住居を構えてまじめに貯蓄!というA型の日本社会では、ときに「変わり者」の烙印を押されたりw。
そして一番新しい血液型のAB型ですが、文字通りハイブリッドで、完全に「新人類」という雰囲気を持つ人が多いのだそうです。
あくまでもこういう説、トンデモ話もあるよというスタンスでお読みいただければ幸いです。m(_ _)m
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