小さな会社のソーシャル活用事例 #asacafestudy
昨日はオルタナブロガー永井さんが主催されている朝カフェ次世代研究会にて、「小さな会社とソーシャルメディアの実際」というお題で講師をさせていただきました。
お話しました内容については、皆さんがTsudaって下さったものをTogetterでご覧いただくとしまして、小さな会社のソーシャル活用事例としてご紹介したものをリンクしておきます。
・ソーシャルメディア活用で、営業なしで仕事がまわるようになった飴屋さん「まいあめ工房」
コツコツ制作物の写真をアップすることで、いつの間にかファンの数も2,000人を超えています。口コミされやすい(ソーシャルでネタになりやすい)商品であることと、他では容易にマネできない技術を持っていることで、独自の立ち位置を獲得しています。
>>facebookページ「Japanese Art Candy」
>>本サイト「まいあめ工房」
中村社長によると、「口コミを重視しているので、お客様の声は積極的にインタビューに行きます。発注の大小に関わらず、面白いと思ったお客様は遠くても伺うようにしています。」とのこと。徹底したソーシャル思考に敬服します。
・USTREAMとfacebookのグループ機能を駆使して、少人数でも強い絆を構築しているコミュニティスペース「ノマドカフェFreeDOM」
山形市にある古い一軒家を使ったサロン(というか寄り合い所)。オープンすると、店内の様子がUSTREAMでダダ漏れスタート。たいていの場合、ヒマそうにしている店主の姿が映り、それを見て常連は「ちょっくら行くべか」としゃべりにやってくる。さらにそれを見た別の人も、「あの人来てるんなら自分も行くべ。」とやって来たり。
>>公開グループ「ノマドカフェFreeDOM」
>>公式ページ(USTダダ漏れ中)
さらに、曜日ごとに「大人の部活」を設定。「こんなのやりたい」という人に部長になってもらい、部活動の場所として使ってもらう。月曜20:00~のカレー部には、わたくしも入部しています。(さすがに行けたことないけど)まだまだ小さいネットワークではありますが、店主の松浦さんというハブを中心に、非常に結束の固いコミュニティが形成されています。
・弊社つばめやは未だfacebookページの効果的な運用には到らずも、SEO面では効果を発揮。
正直、ファンの数も超少ないのですが、いち早くアスクル代理店のfacebookページを立ち上げた(多分一番速かったはず)せいか、検索エンジンで「アスクル代理店」を検索すると、うちのfacebookページしか上位に出て来ない。(このキーワードでは、7/13現在で上位10のうち、5つが弊社関連サイト)ファンの数が10倍以上の他の代理店ページもあるが、全然出て来ないんですね。何かキーワードごとなどで、一番早く立ち上がったfacebookページを優遇するアルゴリズムが、facebookかgoogleの中にあるのかも知れません。
お恥ずかしいお話ですが、facebookページで何をしたらいいのかわかりません。どなたか教えてください。(笑)
・小さな会社は、無理にfacebookページを立ち上げなくてもいいんじゃない?
弊社SEOの事例もありますので、作るだけ作っておくのはいいかも知れませんが、何のビジョンもなく「作らなきゃ」という強迫観念だけで無理矢理運用するのは、どうかと思います。
ソーシャルメディアは、何のためにするか?担当者を誰にするか?が一番重要。それがない段階で走り出しても、結局すぐに放置、お金で無理矢理集めたファンだけがいる、廃墟のようなページが残るだけです。
だったら、自分の趣味などでグループを作り、楽しい仲間を増やしていったほうが、(すぐにはビジネスにはつながりませんが)結果的にコミュニティ&コンテンツとしては強いのではないか?
そう思って、わたくしなどは「グループ活動」に積極的に取り組んでいます。自分で立ち上げたもの、パートナーと共同のもの、人の作ったものに共鳴したもの、知らない間に入れられてたものw、などなど楽しんでおります。
以上ですが、番外編として小さな会社ではないんだけど、ある「キラーコンテンツ」で勝負に出ている某出版社さんのfacebookページもご紹介しました。(笑)
大きな会社の場合、社会的なイメージも大事なので、それとかけ離れた個性的な管理人さんの担当だと、不安をお持ちになる方もいらっしゃるかもしれませんが、まだまだソーシャル黎明期。人様に迷惑かけるようなことでなければ、トライ&エラー&リトライでいいのではないでしょうか。
というわけで、事例のご紹介でした。
以下、永井さんがまとめて下さったTogetterです。