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小さな会社のウェブマスターがパーソナルブランディングについてごにょります。

ソーシャル&モルタル(Social and mortar)

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大昔、クリック&モルタルって言葉が流行ったことがありました。会社の上司とか、客先のお偉いさんあたりが覚えたてのその言葉を、とりあえず「これからはクリック&モルタルだからねぇ。」みたいに使っていたのを思い出します。

あれから10年以上経ち、今となっては何も珍しいことはないスタイルになりましたが、ソーシャルメディアの台頭により、「クリック」の部分も少しずつ進化しているように感じます。言うなれば、

「ソーシャル&モルタル」

以前の記事でも書かせていただいたのですが、ソーシャル上で親交を深め、リアルの場でさらに意気投合する!という現象が増えている昨今、お店(モルタル)を経営されている方にとって(特に小さなお店)、このソーシャルの受け皿としての役割というか需要が増していくだろうなということは、容易に想像できます。

つまり、特にウェブ通販などはしていないお店でも、ネットのソーシャル交流の部分からリアル店舗に人が集まるようになります。そしてそこで求められているのは、ただ物販するスペースなのではなく、ちょっとしたサロン的な雰囲気であり、機能です。

店主とお客さん、もしくはお客さん同志が語らえる場があることで、お店のファンは増え、口コミも加速します。

Twitterが出たことにより、第一次のソーシャル&モルタルは一部進行しました。(豚組さんなど)ただ、Twitterの機能がシンプル過ぎて、その「関係性」に深みが足りなかった面があります。

そこへきて、facebookです。これは逆に機能満載過ぎて、使いこなせない!という方も多いわけですが、関係性をより立体的に可視化するには非常に優れたツールです。

関係性を可視化するために、facebookページやグループ機能があり、それぞれのスタンスでコミュニティを構築できます。しかもそれを楽しく深めていくための仕組みがどんどんとリリースされています。

わたくしも、最近やっとその面白さに気付き、いろいろなパターンで利用しているわけですが(特にグループ機能)、非常に可能性を感じます。
同時に、全国の小さなお店の経営者さんは、使わない手はないんじゃないかと思うわけです。

何しろ、ネットの広い海の中でも、自分と気の合う人たち(=コミュニティ)とだけ付き合えばいいのですから、何とも気が楽です。どんな人かわからないお客さんにネット通販でモノを売って、クレームを恐れるよりも、全然ストレスは減るはずです。むしろ仕事が楽しくて仕方なくなるのではないでしょうか?

もちろん、コミュニティというだけに、ソーシャル活動は個々のコミュニケーション能力に左右されるはずです。でも、そういうのが苦手な人でも臆せずにキャラクターを出してゆけば、気の合う人はきっと見つかるはず!と信じたい。

先日、母に聞いたのですが、偏屈&変人で有名なうちの父が、近所に気の合う針医者の先生ができて、いっしょに旅行へ行くような仲になったと。(笑)
にわかには信じられませんでしたが、世の中は広いんだなーとあらためて思い、多くの方がソーシャル&モルタルで経営を安定化させることが出来るようになればよいなと願った次第であります。

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