dynabook KIRA V832 で宿題を持ち帰らないことができるのか?
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「宿題をオフィスに持って帰るな!」
最近、このスローガンを抱えて仕事してます。
システムエンジニアという肩書きでお仕事をさせていただいていると、お客さんのところに行って3時間とか4時間とか仕様の打ち合わせをすることがよくあります。
もうこの世界に入って20年くらいになるので、長い打ち合わせ(しかもたいていは教わる一方)にはある意味慣れててはいるのですが、やはりその帰り道はHPが15とかになってるわけです。
さっさとオフィスに帰って2chまとめサイトみながらコーヒーでも飲みつつ、ほっと一息つきたいのですが、だいたい帰ると、折り返さなければいけない電話が3本くらいたまってます。
「とりあえず一服させて」とコーヒーとか飲んでると、その間にまた電話が来ちゃって、かなり気まずいことになりますね。
メールも来てます。「あちゃー、これやってなかったわー。すぐやらないと。」という内容だったりすると、とにかくそれをやりたくなります。優先度は大して高くなくても。
プログラマからも話しかけられます。「この定義「buisiness」じゃなくて「business」ですよねw DBの方は直しておきましたので仕様書の修正しといた方がいいすよ。」(うわー、恥ずかしい。忘れないように後で直しておかなきゃ。)
経理からも「これ請求書。ハンコ押してください。もう帰っちゃうので、今日中に出した方がいいなら優先で。」と言われます。(今日じゃなくてもいいんだけど、ハンコだけなら押すか。おおー、この案件、やっと請求出せるんだ。長かったなぁ。。)
実際のところ、コーヒー飲んでHP回復しようなどというのは不可能で、むしろイバラの中をザクザク歩くように更にHPを失って行きます。
で、持ち帰ってきた宿題が後回しになります。
次の打ち合わせの前日まで、野ざらしになり、その時は記憶がかなり薄れています。
このようなことが無いように!
冒頭のスローガンです。
■宿題は、オフィスに持って帰らずノマドで処理
ということで、宿題はオフィスに持ち帰らずにノマドで処理です。
...ノマドってw
私はひねくれ者なので、ノマドワークというものに一つも憧れめいたイメージを持ってないのですが、上記のようなやむにやまれぬ理由により、最近はさっさと外で宿題を片付けて帰ることにしました。
ただ、コーヒーショップでリンゴマークを光らせるのもなんとも恥ずかしいですわ。人がやってるのは気になりませんが、自分がやるのはどうにも抵抗がありますね。
やはり昔のmacとパソコンのCMで言うと、仕事では私はどちらかというとパソコン側の人間なのでね。。
で、しかたなくずっと3~4年前に買ったVAIO(VGN-G3AANS)を使っていたわけです。
このVAIO、何気に秀逸で、特にバッテリー込みの重量が898g。これは軽かったです。SSDで静かですし、挙動も軽いです。
ただまあ、もういい加減XPマシン(すみません、軽いのでXPダウングレード版を買ってました)もどうかと思いますしね。来年サポートも切れますし。さすがにお客さんのところで取り出すのも恥ずかしくなってきました。
でもじゃあどうしようか、、。いつ買い替えようか。「今でしょ!」、、かも知れないなーと思っていたその矢先、このたびITmediaさんから東芝の「dynabook KIRA V832」というウルトラブックを無期限貸与させていただきました。
これは願ってもないお話。いちおうレビューを書かないといけないようですが、特にいいことばかり書く必要はないと。東芝さん、私の腹に似て太っ腹です。
■dynabook KIRA V832 で宿題はできるのか?
Windows8というのがとても不安なのですが、とりあえず、これを今まで通りの仕事で使えるのか試してみたいと思います。
ノマドライフに夢も希望も憧れもない私が本気で検証です。
まず、普段から打ち合わせに持ち歩くためには薄くて軽量なことがなにより大事ですね。
これは1.21kgということで相当軽いです。前に使っていたVAIOはそれより300gほど軽かったですが、モニタサイズが12.1型(1024*768)、KIRAが13.3型(2560*1440)という感じで、かなり広くなってますからしょうがないですね。
モニタサイズが広く、解像度が高ければ、左に細かいDB定義書、右にワイヤーフレームなどを並べることができます。これは前のVAIOでは現実的には不可能だったことです。
しかもこのKIRA様は、単に画面を横に一生懸命配置するのではなく、スプリットスクリーンという機能を使って、2台のPCを横に並べているような使い方ができます。これはすばらしい。
あと本体の重さとセットで言っておかなければならないことは、ACアダプターが相当に小さくて軽いです。通常ACアダプターも持ち歩きますから、これはありがたいです。
こういう、家電量販店ではディスプレーされないようなところで人知れず改良してあるところはネットでしっかり評価してあげないといけませんね。
画面は明るいです。最近のPCは電池がかなり持つので、バックライトで裏からガンガン照らしてもらって、麻布警察の並びのタリーズ(ものすごい直射日光当たる。春先はあったかいのであえてそこで作業していました。)での作業に堪えてもらいたいものです。
そう。
最近六本木のお客さんのところに頻繁に出入りしているので、どうしても宿題をやるのがその界隈になります。タリーズもおされですが、酷いときは乃木坂へ歩きつつのメルセデスのコーヒーショップだったりします。
あそこにVAIOの4:3画面のマシンを広げるのは相当な勇気がいりました。あのマシン、軽いんですが容積的にはかなり大きいんですよね。10年選手のマシンに見えなくもないです。
その点、KIRA様はおされです。
丸みを帯びた銀色マグネシウム合金筐体。薄いです。どこかで見た感じですが、そこにdynabookのエンブレムが控えめに主張しています。俺は翔丸組に入ってねぇと。
これはかなりアリですね。
ちなみにbrotherのロゴの方が目立ってますが、気にしないでください。
■機能的なところではどうか?
重量、外観的には申し分ないですが、機能的なところで果たして私の仕事にフィットするのか。
本当は東芝さん的には画質とか音質とか触れてもらいたいのでしょうが、そこは私が言ってもリアリティがないので、SE仕事でガンガン使えるようにドンドン設定していきたいと思います。
まずVPNのソフトウェアを使って会社のネットワークに入れるようにします。
これができると、社内のファイルサーバにアクセスできますし、開発環境にもアクセスできますし、IP接続制限されているシステムにも入っていけます。
で、VPNソフトのインストール。当然64bitですよね。はい、一瞬で終了。
Windows8と言ってもアプリケーションのインストールはほとんど変わらないです。インストールされたアプリケーションがどこに出てくるのか、が一瞬迷いますが、「スタート」画面の右に追加されていくんですね。このあたりは、今までの「スタート」-「すべてのプログラム」でほじくっていくよりも分かりやすいんじゃないですかね。慣れれば。
ただここまではうまくいったのですが、なんとですね。。
仮想LANボードの作成でエラーになってしまいます!!
一生懸命調べて管理者権限で実行してみたり、あれこれやってみたんですがダメですね。Windows7であれば動きましたので、これは8の問題ですねぇ。。
ぬぬぬー。これは痛いです。一番始めから躓いてしまいました。
本当は、「おおおー、これでサックサク、どや顔で六本木で仕事できますよ!東芝さんありがとう!」という流れにして終わりたかったのですが...。
しかし一縷の望みは弊社のネットワークエンジニアには勉強のためにということで、敢えてWindows8マシンを貸与しているです。彼に聞けば答えが見つかるかも知れませんです。
続報を乞うご期待。。
という、なんとも締りのないレビュー...。
ただまあ、VPNソフト使えないと私は仕事では使えないのですが、そんな特殊なマスト要件を持っている人はごく僅かです。
ネットを見たり、映画を見たり、写真を見たり、カメラもついてるのでSkypeやったり、そして時にはキーボードでしっかりと文章を打つ、みたいな使い方をするのであれば、とてもよいデバイスではないかと思います。
2013年7月11日
ついにVPNソフトを変えることによって、Windows 8 で会社とVPN接続が可能になりました!
セキュリティ上、何のソフトウェアを使用しているかは公開しませんが、有名どころです。
これにより、私の外出のお供は、dynabook KIRA V832 となりました。
頑張ります。
株式会社plumsa(プラムザ)では、AWSの監視サービスも提供しています↓
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