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志ん朝最後の弟子が真打に!

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間もなく落語協会の真打披露興行が始まります。このところ入門した序列順に真打になっていきましたが、会長が小三治師匠に代わってから抜擢真打になりました。今年、真打に昇進した3人は、先に入門した先輩たちを追い抜いての昇進になります。なかでも私が注目しているのは、昭和の名人の一人志ん朝師匠の最後の弟子である朝太さんです。志ん朝の名は、落語にそれほど詳しくない人でも聞いたことがあるでしょう。落語の素晴らしさは言うに及ばず、役者としても踊り手としても映画などの語り部としても多くのファンを魅了し、そして何より多くの噺家たちに愛された師匠でした。その志ん朝師匠の芸の流れを現代に伝える若手噺家が朝太改め古今亭志ん陽(ここんてい しんよう)です。

ちょっと(かなり?)太目な風貌ですが、これがまた高座でとても映えます。ほんわかした笑顔は、温かい噺家らしい風情をその落語の中に醸し出します。小三治師匠のお眼鏡にかなっただけあり、落語の芸は素晴らしく、その風貌からの間抜けだけど憎めないキャラクターが秀逸です。そうかと思えば、喧嘩っ早い江戸っ子の啖呵にも切れと迫力があり、真打が決まってからは人情噺も手がけ始め、確実に芸の幅を広げています。

そして、師匠志ん朝が復興させた住吉踊りにも参画し、今では若手噺家の中で群を抜く踊り手の一人です。正直最初は、この巨体と踊りが結びつきませんでした(失敬)が、一度彼の踊りを見れば虜になるはずです。

噺家らしい風情の高座と素晴らしい踊りを機会があれば、ぜひ堪能してみてください。

落語協会 真打昇進披露興行は、上野の鈴本演芸場を皮切りに9月21日より50日間続きます。
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古今亭志ん陽 facebookページで、披露興行および志ん陽の情報をお届けしています。
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