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IBMブロガー・ミーティング 「風評分析ソリューション」

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先日、弊社の本社にてブロガー・ミーティングが開催されました。私は、半分は主催者側として、もう半分はITmedia Alternativeブロガーとして参加しました。

Misakisan_3 大きく二つのパートで構成されており、前段は、弊社クラウド&スマーターシティ事業 副事業部長 三崎よりクラウド事業の最近の事例を中心に、後半はソフトウェア事業部 Technology Evangelist 米持よりクラウドを利用した「風評分析ソリューション」について紹介がありました。

三崎のパートでは、IBMのクラウド事業の戦略、ロードマップ、アーキテクチャー、世界に点在する弊社クラウド・センターを説明しました。事例もいくつか紹介されましたが、最近の顕著な貢献があったものは、「災害時救援情報共有システム (SAHANA)」でしょうか。SAHANAは、災害復興に必要な関連情報を統合して管理し、情報を提供するシステムですが、情報のヒアリングやデータのインプット作業に、弊社社員もボランティアとして多数参加しました。
Sahana

Yonmochisan 米持は、自身も参画した東京工科大学様のプロジェクト「ハイブリッド・クラウド環境でプログラミング実習」を経験を交えて紹介し、その後、当日のメイントピックであった「風評分析ソリューション」の解説を行いました。
もともとは「評判分析」と呼ばれ、自社の製品・サービスの良い評判を探索・分析するものでしたが、機能は変わらずに震災以降「風評分析」という名称が主流になったそうです。
Twitterなどソーシャル・メディア上で展開される膨大な会話のデータ。前後の繋がりが切り離されているケースも多く、その繋がりを探すのも大変だそうです。また、「やばい」など一つの言葉でシチュエーションによって良い・悪いの両方にも取られるものは、さらに文脈の判断も必要で難しいのだそうです。
ビッグ・データと呼ばれる大量の情報から、知見や必要なものを見つけ出し分析するために、先の米国クイズ番組で活躍したWATSONのテクノロジーが使われています。IBM創立100周年のイベントと思われがちのWATSONですが、そのテクノロジーは様々な分野に実装され、またかつ今後も進化して利用されていくことでしょう。

主催者側の立場でもあったのですが、私自身、まだまだ知らなかったことが多くとても勉強になりました。

No70弊社クラウド・ビジネスの事例は、IBM技術情報誌 Pro VISION の最新号にも取り上げられています。ぜひ、そちらもご覧いただけましたら幸いです。

「PROVISION Summer 2011 No.70」
事業継続とレジリエンス─緊急時に求められるビジネス回復力

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