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ITが無いと生きていけないのに、アナログな日々

保守技術員という仕事

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その昔、私がSEだった頃、お客様のデータセンターに常駐していたことがありました。お客様システムを担当している保守の社員と一緒に仕事をしておりましたが、早朝、深夜のシフト勤務、ポケベルが鳴ったらお客様先に駆けつけるなど、なかなか大変な仕事だと思っておりました。お客様システムの切り替え時など、センター内の仮眠室に一緒に泊まったことを思い出しました。

さて、今日は、IBMの保守技術員についてのお話です。メインフレームを導入されているお客様のセンターには、24時間保守技術員が常駐しています。また、何かあったら修理に駆けつけるのが保守技術員の仕事です。
実は、一般にはあまりイメージされていないようですが、「何かがあったら駆けつける」以上に「何かが起こらないように日々保守する」というのがより重要な役割なんです。
例えば、ファームウェアを都度更新していれば、未然に障害を防ぐことができます。では、最初から完璧なファームウェアを出すべきというのがもっともな話なのですが、複雑多様化する現代の業務アプリケーションには、システムが予期せぬ事象が起こりうる可能性があります。

その辺りを、弊社の保守技術員に私が聞いてきました。弊社ホームページに掲載しましたので、ご覧くださいませ。
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IBMの保守部隊が語る「今、保守に求められること」
お客様の業務を止めないために、プレミアムな保守サービスをお勧めいたします。

保守技術員は、普段お客様のシステムに一番近いところで仕事をしています。お客様が何にお困りか、また現場で起きたトラブルの解消法、実はマニュアルにも載っていない裏技など、個々の技術員が経験と実績によりそれぞれ持っています。その知識やスキルを他の技術員やお客様に知っていただこうと、西日本地区の技術員がセミナーを実施しています。セミナーというとマーケティング部門が行っているケースが多いですが、保守技術員が実施しているセミナーは、ユニークな試みだと思います。実際にサーバー機器を壊してその場で修理するという、参加者がハラハラドキドキする手作りセミナーが好評のようです。
そんな西日本技術部の技術員たちの手作り動画がYoutubeにアップされています。脚本、監督、撮影、出演、みな技術部の社員。「明るく、楽しく、前向き」な姿勢が伺える内容になっていますので、こちらもぜひご覧ください。後半のコントがお笑いの本場(?)、関西っぽいです。


YouTube: 最新熱い保守&温かい環境.avi

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