i.JTB ネット航空券販売「業界の裏側」ブロガーミーティング
昨日は、アジャイルメディア・ネットワークさん主催のブロガーミーティングに参加してきました。今回のテーマは、i.JTB ネット航空券販売「業界の裏側」。i.JTB(アイドットジェイティービー)さんは、JTBグループのネット販売を担当している会社です。国内旅行の「るるぶトラベル」は既に有名ですが、昨夜は、海外旅行の専門サイト「トルノス」がテーマでした。
実は、この間のゴールデンウィークの旅行の際に、トルノスを利用して海外航空券を購入しました。トルノス、なかなかに使い勝手の良いサイトです。
成田からコペンハーゲン経由のパリ行きのチケットを購入する予定だったのですが、コペンハーゲンに数日滞在してパリに向かうという旅程でした。スカンジナビア航空のWebサイトでは、その日の内にコペンハーゲンで乗り継いでパリに行くチケットは予約できたのですが、コペンハーゲンでのストップオーバーの予約ができませんでした。
そこでトルノスの存在を知りました。国内サイトの「るるぶトラベル」でも採用された日程表を作るというアイデアは、こちらのサイトでもいかされ、マイ日程表というのが作られます。そこですぐ予約・発券もできますが、とりあえず作っておいて少し考える、後日旅程を多少変更して再保存と、予約するまでは自由にプランを作って試してみることができます。その後、日程を確定したら予約します。PEX運賃のチケットを購入したのですが、この時点で予約は完了していますが、発券までの期間が随分長かったです。通常、航空券予約から3営業日くらいで発券手続きをしないと予約が無効になってしまいますが、トルノスは、チケットの種類によりますが、1週間とか2週間ほどの猶予がありました。これは、びっくりでした。航空会社のサイトから予約するよりはるかに素晴らしいと思いました。また、シートマップから座席のリクエストもできました。そして、トルノスでは、発券手数料を取りません。
心配だったので、一度トルノスへ電話。手数料を取らない分、電話対応にはコストを賦課しているのか、通常の電話料金に追加料金がかかるものでしたが、電話の対応はすごく丁寧で、予約は確定していること、でも発券はなるべくお早めにということでした。
アマデウスのPNRコードも教えてくれたので、何かあればそれで航空会社と交渉すればいいやと思って安心して、支払い手続きをしました。e-チケット控えもマイ日程表からいつでも表示でき便利でした。
と、ここまで何から何までトルノスは、素晴らしいと思いました。
そして、アイスランドでの火山の噴火です。このおかげで日程を変更しなければならない事態になったので、航空会社に電話して旅程を変更してもらおうとすると「旅行会社から予約した記録は、こちらでは変更できません。旅行会社にお願いしてください」とのこと。それでトルノスに電話してその旨伝えると「トルノスでは発券手続き後の予約の変更はできません。航空会社にお願いしてください」と・・・。また航空会社にかけてもやっぱり「変更できません」で、またトルノスにかけても「できません。」とたらいまわしでした。
予約変更ができる運賃体系のチケットだったのに、どうして予約の変更ができないの? それが聞きたいがために昨日のブロガーミーティングに参加しました。長くなりましたが、これが参加の理由です。(笑)
で、回答は、「トルノスは発券手数料を取らない分、お客様とWebサイトのオンラインの関係で全ての処理を完結させているため」というものでした。予約の変更は、人手を介さねばならず、今のビジネス・スキームではどうしてもできないとのことでした。
しかし、旅好きで自分で手配するのが好きな僕みたいな人には、気が変わって旅程を変更することが多いと思うのです。そのためには、手数料を払ってもいいから変更ができてほしいですねえ。なんとかしてくださいトルノスさん!予約の変更ができないのでは、旅慣れた人が利用するにはつらいです。
とはいうものの、航空券もホテルも自社の商品ではない旅行代理店がアイデアと経営努力でお客様のためにがんばっているなあというのはひしひしと感じました。トルノスには、マイ日程表はじめ、自動的に必要そうな関連リンクを引っ張ってきたり、シートマップで座席のリクエストができたりと様々な機能が組み込まれています。昨日のブロガーミーティングでも、今後もっと良くするために、旅慣れた参加者の意見を聞き、真摯に取り組もうという姿勢が感じられました。
という訳で、トルノスですが、複数航空会社の空き状況が串刺し検索できるので、これはやっぱり便利です。
旅行に行かないまでも、マイ日程表を作成して、空想旅行するのも一興かも。日程表は、保存しておけるので、旅立ちたくなったら即予約ができますね。