オルタナティブ・ブログ > 大塚秀樹の“マーケティングマインド”の醸成 >

技術で勝って、商売で負けていませんか?

いかに当たり前の事を当たり前にできるか?

»

moral.jpgよく言われることですが、例えばスポーツで結果を出した人は、何か特別な人とは違うトレーニングを行っているのでしょうか?

確かに否定はできませんが、それ以前の問題として、当該スポーツ分野の基礎と呼ばれている技術を、絶え間なく反復で練習する、それも一流と呼ばれるプレイヤーになった後でも飽きることなく繰り返していると言います。

スポーツの分野に限らず同じことが、ビジネスの分野でも当てはまるのではないでしょうか?

サービス業の分野で言えば、店舗の目の前に落ちているゴミ一つ片付ける事さえできないのに、商売繁盛のためのウンチクばかりに注力していても、何の説得力がないのと同じです。

筆者が子供の教育で常に課している事があります。
「玄関に脱いだ靴を常に整頓して並べておく」という行動を求めているのです。

これもやはり基本的かつ必要な行動だと思うから筆者は課しているのです。

先日、妻が携わっている子供会の運営で、町内対抗の運動会のリレーへの成人の選抜で、特に女性の部で町内の誰に出走をお願いしても断れてばかり、と嘆いている事を聞きました。

これを聞いて当然だと筆者は思ったのです。
電話をした役員関係者自身が出走しないのに、突然、走るようお願いされた本人も困惑してしまう、という理由からです。

以上のように、まず先に半ば強制でもいいので、人にやらせて、メンタル部分は後からついてくる、というのが正しい指導法だと思うのです。


Comment(0)