研究開発費をIT分野に投資する主要企業の多く
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今年度(2016年度)における、企業の研究開発への投資額の上位ランキングによれば、ほとんどの企業がIT関連の次世代テクノロジーにつぎ込んでいくことがわかりました。
例えば上位ベストスリーのうち、1位のトヨタ自動車が次世代高度運転技術へ、3位の日産自動車も自動運転技術へ、といった具合です。
さらに見ていくと、4位のパナソニックがIoTヘ、5位のソニーがソフトウエアへ、6位のデンソーが高度運転支援技術へ、さらに7位の日立製作所がIoTや人工知能へ、そして9位のキャノンも人口知能へ、など各社ともにIT方面の分野への投資には怠りがないくらいです。
もちろん、今どきはどの分野への投資もITの利活用抜きには語れない時代になってきたことも事実です。
いずれにしても、今回ジャパンディスプレイがサムスンの有機ELパネル生産への巨額投資の敢行に対抗するために産業革新機構に資金援助を求めたように、他には出光が他社との提携を模索しているように、今や縮小均衡が経営上において競合他社との争いで最も避けなければならないことのうちの1つとして認識されているくらいの中、上記の研究開発費ランキング上位企業が間違った方向性への予算の投与には十分に気を付けないといけないのです。
ランキングのはなしに戻りますが、1位のトヨタ自動車が今年度は1兆円を超すような巨費を研究開発投資に回す計画を持っていることには、ただ圧倒されてしまうのでした。
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