バルを名乗る店が急に増えてきた
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ここ数年で、日本国内にも全国のあちこちでバルを名乗る飲食店業態が急に増えてきました。
さらにそれらは細分化される一方で、例えば「肉バル」や「生姜(しょうが)バル」など、特定の分野に特化して専門性を増した店も増えてきたのです。
筆者がバルの存在に気づいたのはかれこれ13年前に、イタリアの北から南までの全土を縦断する旅行をしたときでした。
特に繁華街を中心にして、バル(バール)という名称を持った飲食店が多くどこに行っても存在していたからです。
当時はまだ日本には、バルを名乗る店がほとんど存在していなかったと記憶しています。
以降はご存知のとおり、どんどん国内でも増えてきたのです。
確かに居酒屋を名乗るのも古くさい感じがして、洋風な表現である「バル」を名乗った方がスマートなのかもしれません。
本場のイタリアでのバルとは、軽食喫茶店のことであり、必ずしもお酒しか提供しない飲み屋さんのような業態とは限りません。珈琲の提供が中心の店もあるからです。
いずれにしても、今後もバルは日本中で増え続けていくことが予想できます。
筆者が願うのは、イタリアからバルという名称を輸入したのだから、今度は逆にイタリアに日本の「Izakaya(居酒屋)」という名称を是非とも輸出して欲しいのです。
少しでも可能性はあるのでしょうか?
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