(出生率)知っておきたい数値
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「合計特殊出生率」をご存知でしょうか?
Wikipediaによれば、
女性が出産可能な年齢を15歳から49歳までと規定し、それぞれの出生率を出し、足し合わせることで、人口構成の偏りを排除し、一人の女性が一生に産む子供の数の平均を求めた数値と解説されています。
世界188ヶ国で合計特殊出生率がランキング1位(2013年)はどこの国で数値はいくつでしょうか?
1位:ニジェール(アフリカ) 7.561
2位:マリ(同) 6.847
3位:ソマリア(同) 6.563
といった具合で、上位にはすべてアフリカの国がずらっと並んでいます。
ようやく15位に初めてアフリカ以外の地域としてアジアの東ティモール(5.200)が入ってきているような状況です。
日本はどれくらい下部にいるのでしょうか、ひょっとしたら最下位では、と予想した人もいるかもしれません。
ところが日本は173位で1.430です。
まだまだランキング下位が10ヶ国以上存在しているのです。
実は意外だと思われがちですが、下位には先進国や中進国も存在していることを今回は知って欲しいと思いました。
以下のとおりです。
- 176位 タイ 1.399
- 177位 ドイツ 1.380
- 180位 スペイン 1.320
- 182位 ギリシャ 1.290
- 184位 ポルトガル 1.280
- 185位 シンガポール 1.190
- 186位 韓国 1.187
- 187位 香港 1.124
- 188位 マカオ 1.083 (最下位)
以上のように、これだけ日本より合計特殊出生率が低い国が存在しているのです。
ここで疑問に思うことがありませんか?
そうです、どうして日本ばかりが人口が減り続けていて、より出生率の低い上記に列挙した国々はそうでもないのでしょうか?
この点についてはまた次回の機会に触れたいと思っています。
今日はこの辺りで失礼します。
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