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お客さまに対して"指導する"と言う事

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teaching.jpgビジネスシーンでは数々のNGワードがあることは知られていますが、今回テーマに挙げた「指導する」という表現は使ってもいいのでしょうか?

「指導する」は、よくコンサルタントや税理士などがお客さまである企業などに使っている言葉で、動詞として使ったり、Webサイトで紹介している料金の案内で「指導料」として表記していたりします。

もちろん、武道などを教える現場でも「指導する」という表現を使って、実際に児童や学生、社会人などに教えていたりします。柔道の審判も試合で使ったりしています。

この表現を普段のビジネスの現場でお客さまに対して使ってもいいのでしょうか?
結論的には、「ノー」だと私は考えています。

武道などのような師弟関係がはっきりしている現場では使ってもいいのでしょうが、ビジネスシーンでは極力使うべきではないと思っています。

なぜなら、「指導する」という表現には"上から目線"的な要素が含まれているからです。傍からこの言葉表現を聞いていても、あまりいい気持ちはしません。仮に発した人物がそれなりの尊敬をお客さまから集めていたりしてもです。

世の中で誰の目から見ても成功したと言われている、評価の高い著名なコンサルタントでさえ、実はお客さまに対して「指導する」という言葉は使ってないように思えます。

そういう本物の実力者であればあるほど謙虚であり、"上から目線"的な態度を取っていないことはあまり知られていません。

どうしてでしょうか?
そうした人物であればあるほど、自分の無知を知っていて、例え新入社員からでさえ貪欲に学びたい気持ちを持っているからなのです。





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