やはり気になるのは環境問題
例年のとおり12月上旬にはマイカーのタイヤをスタッドレスに交換しましたが、今冬は暖かいようで今のところ地元では雪が降っていません。
お正月の三が日もこんなにも暖かく穏やかな晴天が続いたことは過去に記憶がありません。暑がりの筆者はコートどころか上着なしでも過ごせたくらいです。
暖かいことが嬉しいどころか、むしろ生態系に与える悪影響や地震の発生が心配になって仕方がないのです。
例えばつい先日のクリスマスイブの日のニューヨークは日中の最高気温が22度となり、米国の観測史上最も暖かいクリスマスイブとなったそうです。(12/26日経新聞の夕刊より)
何も暖かい冬は日本だけではないようで、2015年は史上最も熱い年となったようです。
他にもベトナムの稲作地帯であるメコンデルタでは主要な川の水位が過去90年で最低となり、穀物や酪農に深刻な被害が出始めているそうです(同)。
国内でもイチゴが最需要期であるクリスマスシーズン前に最盛期を迎え、かつ粒の大きさも小さいとか、さらにサンマも海水温の上昇で漁期に入っても日本近海への来遊が少なく漁獲量が約40年ぶりの低水準にとどまる見通しだそうです(同)。
やはり夏は平年通り暑く、冬は平年通り寒い、ということが地球環境、さらに農作物や生物には必要なことであり、これが大幅に狂うことによって生態系が乱されるという事態が発生することは誰もが知るようになったことです。
地球温暖化防止はまったなしの期限が迫っており、昨年11月30日から12月11日までフランス・パリで開催されたCOP21でも十分な協議がされたはずですが、心配なのは我が国の取り組みの鈍さです。
いずれにしても、地球環境の問題から地域紛争の問題まで、今年は地上から地表までという上からも下からも非常に悩ましい問題が全世界を覆うという、何とも逃げ場のない状態が続くことは間違いないようです。
そんな中でも我々にできることは何か?を考えることが重要なのは言うまでも有りません。