フェイスブックの対テロへの役割
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テロリスト集団のISISが、傍受が難しいソニーのプレイステーション4(PS4)を仲間とのやりとりのための通信に使っていたという報道がされたように、彼らにとって昔と違って簡易に情報交換をすることができるような時代になったことは、情報通信の発展における負の側面の1つかもしれません。
一方で東日本大震災のときには、Twitterが威力を発揮したように、ネットメディアが果たす役割の重要性も高まっています。
実はフェイスブックも有事の際に役割を果たそうとしてきました。
パリの同時テロでは、発生直後に現地とその周辺の利用者が自分自身の無事をワンクリックだけで身内や友人に知らせることができる機能である「セーフティーチェック」を投入しました。
提供開始からの24時間以内に400万人以上が利用したそうです。(日経新聞より)
ただ反響の大きいフェイスブックだけに批判の砲火も浴びているようです。
パリの後に発生したベイルートの自爆テロなどの他の国や地域で発生したテロでは、「セーフティーチェック」を投入せず、矢面に立たされているのです。
他にも、パリのテロ用にだけ用意した機能があるようです。
やはり同様の批判を他の地域から受けました。
いずれにしても、フェイスブックにしてみれば、世界のあちこちで頻繁に発生するようになってしまった悲惨な出来事に対して、どこまで対応すればいいのか?という懸念はありそうです。
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