自動車業界と医療業界を比較してみる
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時にはこういう比較を数字で行ってみることもいいことだと私、大塚は考えます。
先日も私が調べたことですが、自動車業界と医療業界(ヘルスケア)のそれぞれの市場の大きさを金額で比べてみることです。
ご存知のとおり、日本の雇用を支えているのは広い意味での自動車業界であり、圧倒的な人数を誇っています。
一方、医療業界に携わる人たちも右肩上がりで上昇の一途だと思ったからです。
結果はこうでした。
- 自動車産業
ーー→55兆円 - 医療産業
ーー→35兆円
といった具合です。いかがでしょうか?
やはりまだ自動車産業の方が上回っていました。
ところが将来はわからないと思います。逆転もあるかもしれないからです。
特に自動車業界でいえば、通常の完成車の部品点数が3〜4万点であるのに対して、EV(電気自動車)になると部品点数が一気に2万点まで下がってきますので、取り巻くエコシステムに大きな変動があることが予想されるからです。
だからこそ、これまで自動車部品オンリーで生計を立ててきた製造業が、ここにきて雪崩を打つように(少し大袈裟な表現ですが)、例えば航空機産業などの他業界への参入を模索している訳です。
これも覚えておきたいトピックの1つです。
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