次世代自動車は飲酒検知
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自動車メーカーがこぞって進める次世代テクノロジーの開発が、激しくなってきました。伝統的なメーカーだけではなく、アップルやグーグルなども参入しての百花繚乱の様相を呈してきたのです。
話題となっている自動ブレーキや自動運転は性能が上がる一方で、全社を挙げての力の入れようです。
さらに、フロント面をタッチパネルに見立てたソフト、アプリ開発も始まっています。
そこで今回ご紹介するのは、同じ次世代カーへの導入技術候補として、飲酒運転を検知するシステムについてです。
全米高速道路輸送安全局(NHTSA)が発表した、アルコール検知システム(DADSS)のことです。これは自動的に血中アルコール濃度を測定するというものです。
検出の仕組みには2種類あり、まずドライバーの吐いた息を自動車のハンドルに設置した分析用の機器によって測定します。
2つ目は、エンジンキーに触れた指先に赤外線光を照射して測るというものです。
特筆すべきは、これらによる測定の結果、アルコール濃度が基準値を超えた場合には自動車自体の始動ができなくなることです。
もちろんこれらの仕組みを国内の日本企業が開発することは得意中の得意なことかもしれません。
DADSSの事例の場合は、NHTSA(全米高速道路輸送安全局)が開発を主導して導入を目指している、という点がポイントだと思うのです。
我が国もこういう動きはあってもいいのだと思います。
痛ましい事故を少しでも減らすことが次世代テクノロジーで実現できることは、歓迎すべき素晴らしいことだと思うからです。
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