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技術で勝って、商売で負けていませんか?

農業女子(農ガール)という生き方

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farm.jpg時代の要請
週末ファーマーの筆者ですが、時代は農業に対する需要度を確実に高めていると感じる作今です。

実際に、就活中の大学生向けに農業法人が会社説明会を行えば、学生が多く集まるようになってきています。

背景には、もちろん食の安全に対する以前にも増して厳しい目が向けられている点が挙げられます。

さらに、交渉も大詰めが近いと言われているTPP交渉の行方からも、国内農業が抱える問題を大写しで描写するように仕向けられているように感じられます。

今月末までに政府から出される第三の矢である成長戦略の内容が気になるところです。

農業女子プロジェクト
農林水産省が実施する同プロジェクトは、「女性農業者が日々の生活や仕事、自然との関わりの中で培った知恵を様々な企業のシーズと結びつけ新たな商品やサービス情報を社会に広く発信し、農業で活躍する女性の姿を多くの皆さまに知っていただくための取り組みです。」農林水産省のサイトより オフィシャルWebサイト

農業女子プロジェクトには、クボタ・井関農機・ダイハツ工業・コーセー・三越伊勢丹HD・モンベルなどが参加しており、官民一体となって支援しています。

成果として
早速、井関農機が世界初とも言われている女性仕様のトラクターを発表しました。
小柄な女性でもペダルに足が届くようにシートが前後に動く調整機能や、乗り降りを補助するステップなどを取り付けたのです。
もちろん、ピンク色で花模様をあしらうなど、見た目へのこだわりも見られます。

農業女子メンバーも、100名以上が全国から参加していて、さらに新メンバーの受付も行っています。

農業女子宣言

  1. 私たちは、安全で安心な食物を多くの人に届けることを喜びとしています。
  2. 私たちは、農業の未来を創るべくチャレンジと努力を惜しみません。
  3. 私たちは、農業という仕事の魅力を広く社会に発信していきます。

    なるほど、政府はあの手この手で農業の活性化を後押ししてくれているようです。こうした動きに企業が参加し乗っかっていくことも有効であると考えます。なぜなら確実に農業に対するニーズは高まっているのだから。








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