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技術で勝って、商売で負けていませんか?

生体情報

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health.jpg究極の個人情報と言われているものが2つあります。

1つは資産情報であり、もう1つが個人の身体に関する各種データです。

従ってこれらの情報を扱う企業には、厳格なセキュリティ技術が求められ、実際に信頼を集めている企業がこういった情報を多く集め始めています。

発売されたアップルウォッチが、個人の身体に関するデータである生体情報を取得・やり取りをすることが可能であることから、市場への浸透度合いが注目されています。ユーザの警戒感を、信頼性という武器でどこまで和らげることができるのかという点で。


究極の個人情報である生体情報ですが、筆者は日常の業務においてはお客さまへのご提案活動の中で「バイタルデータ」という名称を使っています。

バイタルデータとは、人体の生きている現在の状態を表す様々な数値情報のことを言います。
具体的には、

  • 心拍数
  • 血圧
  • 呼吸
  • 酸素飽和度
  • 脈拍
  • 体温
  • 意識レベル などです

一人の個人のこれらの情報を、各種医療・介護機関の間で共有してデータを有効に活用する、ということに関して筆者は非常に将来性を感じています。

政府の後押しも前面に出てきましたが、以前より可能性を感じていたのです。

予防も含めた医療を支援し、個人の健康増進に資するだけではなく結果として、毎年1兆円ずつ増え続けているとされる膨大かつ大きな財政負担となっている医療費を低減させる効果があるからです。

同じくIT技術を使ったデータ活用という点では、「ライフログ」と呼ばれる個人の日常生活の活動状況の記録も一部のサービスで立ち上がりつつあります。

ライフログは、体重や体脂肪率などの基礎情報だけではなく、歩数や移動距離、食事の献立や睡眠時間などが該当します。

いずれにしても、医療・介護・健康分野には我が国だけではなく、将来の東南アジアの人々からも求められる高度かつ専門的なITソリューションが必要です。

筆者もこの分野には深く関わっていきたいと考えています。



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