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アジアへの日本式教育の浸透

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soroban.jpg「そろばん」と聞くと、何を思い浮かべますか?
懐かしいなあ、小学校のときにそろばん塾に通って検定も受けた記憶が蘇ってきた、という人も多いのだと予想します。
筆者もその1人で、周りの同級生より少し遅れて小学校の高学年から始めて、夢中で追いついていった覚えがあります。

ところがこのそろばん、あれ以来、ほとんど使ったことがなくて、もうすっかり動かし方、指の使い方を忘れてしまっている、という失望感にさいなまれている人も多いのかもしれません。

でも嘆く必要はありません。社会人になってそろばんを使う機会はないにしても、計算力が付く、という目に見えない効果を得ているはずだからです。

実はそろばんは、今でも子供の習い事として根強い人気があります。ただ、子供時代に近所のあちこちにあったそろばん塾の数が減ってきている感想は否めません。

ところが心配はご無用です。
今時のそろばん塾として、学研が始めるタブレットを使った方式でのスタイルが出てきたからです。

筆者も初耳だったのが、アジアでのそろばんへの注目が高まっていることです。
計算力、集中力、忍耐力を身に着けることができる、と国内同様に海外でも関心を集めているのです。

マレーシアでのそろばん人口がすでに2万人を超えた、という調査結果もあるようです。

さらにご紹介すると、アジアに広がってきたのは"そろばん"だけではありません。
公文式の学習教室も広がりを見せているのです。

数学教育の熱心さや実力は、世界でもトップクラスとの評価が高いインドでも、そろばんの人気が高いのは非常に価値のあることですが、同じインドで"公文式"によって算数を習う手法も広がりを見せてきました。

こうして見ると、日本で生まれた、今回の例でいえば児童教育手法はとても合理的で質の高いことがよくわかります。

将来の我々の仕事を根こそぎ奪いかねない"AI(人口知能)"時代が到来しても、日本人だけはしっかり対応できて、社会的な格差は欧米ほど生まれない、と言われているのは、今回ご紹介したような子供時代に受けてきたしっかりとした教育のベースが基本にあるからこそ、だと言えるのではないでしょうか。



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