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アジアをサッカーで攻略する

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football.jpgJリーグに続いてプロ野球も開幕するなど、次々と我々を楽しませてくれるプロスポーツの新シーズンが始まり、日々のニュースに色取りを添えています。

私事ですが、昨日は週末恒例の長時間プレーのフットサルで大粒の汗を掻いてきたこともあり、本日はサッカーの話題に触れたいと思います。

ちなみに、世界で一番競技人口の多いスポーツは多くの人が予想するであろうサッカーではなくて、バスケットボールです。悪しからず。


最新のトピックスでは、英国プレミアリーグの首位を走るチェルシーが、FC東京の武藤選手に獲得のオファーを出すなど、再び日本人選手がサッカーの本場でも3本の指に入る人気リーグでプレーできる可能性が広がってきました。

さらに、チェルシーには横浜ゴムがスポンサー契約に乗り出すなど、近年にない動きも出てきました。

チェルシーと言えば、韓国のサムスン電子がスポンサーとして不動の存在感を示していることが有名です。同フットボールクラブのユニホームのスポンサー料は27.9億円とも言われており、世界でもベスト10に入るくらいの高額が示すようなブランド力を保有しています。

なぜプロサッカーチームのスポンサーの話をしたのかと言うと、このサッカーというおおよそ世界中でも人気の高いスポーツ競技を通じて、ビジネスへと繋げる動きが出てきているからです。

特にかなりの割合の日本企業が、ビジネス展開で興味を持っているであろう、アジア地域においてサッカーの人気がかなり高いという点に着眼している訳です。

実際のアジア諸国でのJリーグチームにおける活動事例も豊富です。
例えば以下のような実例があります。

  • サッカー教室を開く
  • 東南アジアに遠征して親善試合を行う
  • 現地でキャンプを張る
  • 現地のプロサッカーチームの有望選手を自チームに招聘する

などがあります。

これらの実例では、ただ単に親睦を深めるとか、ファン層の拡大という間接的な目的だけではなく、当該Jリーグチームのスポンサー企業が上記のような活動を通じて、現地のお目当て企業と商談の機会を得たり、といった具合にしっかりビジネスとしての前向きな活動を行い、成果まで出しているのです。

こうした今までにない新しい動きの背景には、従来からの国内でのファン層開拓に向けた活動だけでは頭打ち感がすでに漂っていて、将来に向けてより発展性のある海外進出、それも東南アジアに狙いを定めて、というような極めて自然な行動が起こされるようになってきたことが挙げられます。

筆者的にはむしろ、Jリーグ勢の海外での事業展開が最近まで意外と少なかったことの方が不思議なくらいで、国内の製造業や小売り・サービス業まで新しい市場をアジアに求めて打って出ている企業が続出している中では、Jリーグ勢も後発とはいえ、具体的な成果が得られるのかどうか、注目していきたい動向であることは間違いないのです。

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