企業のセミナー企画・運営担当は3つのセミナーに出てみませんか?
通常はマーケティングやマーコム担当者がセミナー企画や運営を担当していたりすることが多いのではないかと思いますが、過去の担当者のやり方をなぞったりするだけではマンネリ化し、集客力が落ちたり、参加者の満足度が下がってくるケースも見られます。そんなときに参考になるのは他社のセミナーです。
競合他社のセミナーでは、参加をお断りされてしまうこともあるので、私は以下をオススメしたいと思います。そのときに、そのセミナーを見つけた「手段」についても忘れずに記録しておいてください(集客の際の参考になります)。
1.隣接分野の大手有名企業のセミナー
大手で知名度があっても、集客のためにはバナー広告を使ったりして、お金をかけていることも見えてきます。運営にあたっては、プロの運営会社が入っていることも多く、わかりやすいコンテンツや、興味深い基調講演、無駄のない受付や受講後のアンケートなども参考になります。
2.隣接分野の中小・中堅企業のセミナー
それほど予算がかけられない中で、シンプルではあるものの、工夫をしているケースも多く見られます。比較的安価で交通の便の良い会場を使って実施しています。少人数でわかりやすくインタラクティブなやり取りができる場合も多いようです。場合によっては、イマイチな内容のこともあるのですが「どこがイマイチで、自分だったらどう工夫する」ということをメモって帰ってくれば、反面教師としてとても役に立ちます。
3.まったく異なる分野のセミナー
自分の興味がある分野(株式投資でも、アンチエイジングでも、メイクでも、何でもいいと思います。ただ、住所を書かせてその後しつこく勧誘するセミナーもあるようなので、気をつけてください。まあ、自分たちと同じく製品やサービスのプロモーションのためにやっているわけなので、当然といえば、当然なのですが、興味のない人も勧誘したら逆効果ですよね・・・)ITやソフトウェアのセミナーではまだ取り入れられていない、セミナーの新しい手法に触れることもできます。
隣接分野の企業のセミナーであれば、マーケ担当と名刺交換をしてその後のアライアンスの話に発展することもありますし、内容も勉強になるので、いいことばかりです。
出たセミナーに関しては、よかったところ、わるかったところ、自分だったらこのように変えたいところなどを表にしておくとすごく役立つと思います。参加者の集まり具合、会場、開催時間、曜日なども要チェックです。
企業によっては、就業時間中にセミナーにいけない会社もあるようですが、なんとか上司を説得するなり、夜にやっているものに出るなりして見てはいかがでしょうか?