聞かなくても観察してみる
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この4月から、佐々木裕一先生のワークショップを受講しています。質的調査と量的調査のワークショップに出ているのですが、とても興味深い内容です。先生ご自身が元経営コンサルタントだったせいか、実務にも応用しうる内容なので、論文執筆だけでなく、自分のビジネスに使えるノウハウも聞けて、とても有意義な内容です。朝9時から国分寺で始まるので辛いのですが、これだけ内容がよければ、頑張って参加する意義もあるなと思っています。
ちなみに前回のお話は参与観察についてでした。
先生はシャープペンシルの例を挙げて説明をされていました。どんなシャープペンシルが欲しいのかをアンケートを取ったりインタビューするのではなく、売り場で観察する手法もあるというようなご説明でした。どれを手に取り、決めるまでどのくらいかかったか、色で選んでいるのか?値段なのか?使い勝手なのか?・・・ただ見ているだけでも、同じ色のものを比較しているか、異なる価格帯で比較しているのかなども見えてきますよね。
アンケートを取っても、相手が答えてくれなかったり、選択肢の関係で聞けなかった内容がでてきます。観察することで、知ることができるのは目からウロコでした。
ビジネスの現場でも、関わっている人の行動を観察すれば、おのずと見えてくることがありますよね?何事も聞かなくちゃわからないと思っていたのですが、相手の態度や行動から読み取れることももっと生かすことで、顧客満足度をあげていけるのではないかと思いました。
佐々木先生の本は読んだことがなかったのですが、IT系にからんだ著書を見つけたので、ちょっと読んでみようかと思っています。
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