英会話スクールに求めるものは?
英会話の挫折産業の話が以前盛り上がったかと思いますが、語学スクールが流行る理由は何なんだろうとふと考えました。
以前私がAというところで英語を習っていたとき、そのスクールでは、教師は半年毎に変更されていました(理由はいろんな先生の英語に触れるため、ということでしたが、必要以上に仲良くなりすぎて、直接先生と契約されないようにという理由があったらしいです)。ある日講師が厳しい人に変わり、大量の宿題が出るうえ、テキストの進み方が早くなりました。英語力は上がるのですが、どうも楽しくない。フリーなトークの時間も短くなり、テキスト中心に。同じクラスの人は辞めていきました。
ある英会話スクールは非常に高い月謝で、テキスト代もCD代も別。スクール主催のパーティも飲んだ酒の量に応じてチャージ。でも、とても人気があり、いつも賑わっています。
またあるスクールは、とても語学力がつくという触れ込みですが、週に数回来ることが求められ、休むと追加でチケット購入が必要。本当にやる気があり、時間のある人しか通えません。
またまたあるマンツーマンレッスンのスクールは、なんと1時間あたりの料金が1万円に限りなく近い数千円とのこと。でも、先生が生徒一人一人のことを考えて、優しくお話をしてくれるそうで、いつも賑わっているとのことです。
私の某友人曰く、英会話スクールは居心地のよさ、自分が大切に扱われている感が大事とのこと。語学力のアップも大事ではあるものの、それ以上に「居心地」が大事だといい、値段は判断基準と関係なく、二の次だというのです。その友人曰く、その証拠に、コケイジャンの講師がもてはやされ、マンツーマンレッスンがとても高くても生徒が集まり、汚い教室で安い月謝のスクールより、まるでサロンのようなオシャレなところに生徒が集まるとのこと。スパルタ式のスクールよりも、ゆったりとしたスクールのほうが需要があるとのことでした。
Totally agreeというわけではありませんが、思い当たる節があります。
今回の友人の話を聞いて、「英会話スクール=英語を習うところ」ということに固執すると、商売的には難しいのかなと感じました。なかなか難しいものですよね。
私の場合は、そうですね、ある程度英語力は向上してほしいですが、あまりにスパルタ式だと辛いので、すこしゆったりと気持ちよく習いたいと思っています。