内容や視点がよければPJの記事も素晴らしいと思う
先日、ライブドアニュースや東京IT新聞などでPJ(パブリックジャーナリスト)をしている方々とお話をする機会がありました。全然統計的な数字でなくて悪いのですが、その方たちはとても勉強して、記事を書かれている印象でした。たとえば、最新のデジタルガジェットであれば、ちゃんとカタログをもらってきてスペックを比較し、普段はデジカメを持ち歩き、手作りの名刺を持ち、記事を執筆されていました。PJからスタートしたものの、いくつもの出版社から声がかかり、ライターとしての仕事が充実してきたという人もいるとのことです。
アイティメディアの岡田有花氏の記事は的を得ている上に知りたいことがうまい具合に網羅され、でも遊び心もあって、私も好きだし、ファンも多いと聞きます(ファンのサイトもあるそうですね)。フリーでご活躍されている本田雅一氏の記事は、私の友人たちも含め、とても評価が高いです。エンタープライズ系に目を向けると、日経BP社の日経ソリューションビジネスの戸川氏の記事は、たとえば、「うちがナンバーワン」と記者発表で聞かされても、きちんと出典を調べ、また競合他社の動向も調査してからまとめられており、ひとつのベンダーの言い分だけを鵜呑みにしないというその手間はニュースであっても、完成度が高く本当に素晴らしいです。
このような実績のある書き手の記事は概して間違いないということもありますが、まだ実績がなくても、きらりと光るPJも登場し始めている印象があります。
実績がある著名な書き手の記事に加えて、力を付けてきたPJの方たちの記事もチェックしていこうと思いました。(もちろん、本当に未熟でひどい記事もあると感じていますが、十把一絡げはまずいと感じました)
最近、PJの活躍されている媒体が少し不安定な印象を下記から受けました。
個人的には、内容がよければ媒体を支持する、という姿勢でいきたいです。
鳥越編集長、辞任へ 後任決まらず~迷走続くオーマイニュース(1月11日JANJAN)
鳥越氏「辞任説」を否定(1月12日JCASTニュース)