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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

LotusNotes/Dominoのシェアが激減!

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 実は今回の大震災の当日、私は自社開催のセミナーを運営中だった。結局自社セミナーは中断として参加者の皆様には避難をお願いしたのだが、その日は夜まで電車が動かなかったので参加者の皆様はさぞやお困りになったと思う。その時点では被害予測が出来なかったので仕方がないとはいえ配慮が足りなかったと申し訳なく思っている。

 さて実はこの前日には別のテーマで外部セミナーの基調講演も行なったNotesマイグレーションをテーマとしたセミナーで、未だに大企業に多く残るLotusNotes/Dominoについて、今後どう取り扱うべきか、具体的な各社製品名(サービス)とその特徴などを説明してきた。

 当日の朝に講演にあたってLotusNotes/Dominoの最新シェアを久しぶりに調べてみたのだがちょっと驚く数字が出てきた。データは前に「主要グループウェアパッケージ製品のシェアの推移」というエントリーで紹介したノークリサーチが毎年発表している「中堅・中小企業のグループウェア利用シェアと評価調査」のものだが、昨年下げ止まりそろそろ持ち直すかと思っていたLotusNotes/Dominoのシェアが10ポイント近く下落していたのだ。

20110329

 もっとも一時期は7割以上とも言われたLotusNotes/Dominoのシェアはここ10年近くずっと下降傾向にあるし、昨日の記事の一部にも書いたが海外ではエンタープライズコラボレーションプラットフォームと言えばMOSS(Microsoft Office SharePoint Server)という認知が浸透して関連する記事や周辺ツールの数も圧倒的にMOSS有利になっていた。日本だけがちょっとガラパゴス的な別の歴史を歩んでいたのだが、さすがにここまで下がるともはや製品の継続性にも疑問が出てきそうで、これまでの流れもかわるかもしれない。

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