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WWDC 2012の感想

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WWDC 2012が行われて多くの発表がありました。その中で気になった点の感想を書いてみます。

■iOS 6

予定通りiOS 6が発表されました。実際は次のiPhoneの製品と同時ぐらいに発表なのでしょう。

噂にあがっていたmapの変更や、Facebookの連携などがありましたが、私は一番期待したのはMobile SafariのWebGLの正式サポートでしたが、それは発表の中ではありませんでした。機能的にiOS 5から入っているのですが...(現時点では正式にはiAdからしか操作できない)

iOS 5 betaでも時間が経つにつれて機能追加が多かったようですので、今後に期待したいと思っています。WebGLサポートして欲しい...

iOS 5でTwitter連携機能のおかげでTwitterへのアクセスが増えたと言われています。このため、Facebook連携で同様にFacebookへのアクセスが増えるのではないかと思われます。

既にiOS 6 betaが公開されているので、インストールして試してみたいと思います。

iOS 6からiPad 1stが対象外(iPod touch 3thも)になりました。私はデバッグしていてiPad 1stの速度が遅くて辛いと思っていました。AdobeのあるアプリではiPad 1stをサポート対象外にていることもあって、iPad 1stの寿命もここら辺で終わりでいいのかもと思わなくもありません。

A4とA5では性能差は顕著ですので、この選択もありかと思うのですが、iPhone 3GS、iPod touch 4th、iPhone 4もサポート対象なので、Appleの判断はいまいち分かりません。メモリ搭載もiPod touch 4thとiPad 1stと同じで256MBなのですが。

■Safari 6

一応は、Safari 6もSafari dev centerに公開されています。Safari devへの申請は無料なので、アクセスしてみるのはいいのではないでしょうか。OS X Mountain Lionのリリースが7月と発表があり、それと同時にリリースのようですので完成度が高いような気がしています。

こちらもダウンロードして試してみようかと思っています。

■Retina対応Macbook Pro

ずっと噂になっていたRetina対応Macbook Proが発表されました。ですが、15インチのみでした。

Macbook Airも廉価のMacbook ProもIby Bridgeを搭載しても高精細化していません。Macbook Airは1,920x1,080あたりを搭載してくるのかなと思っていたのですが、4倍の解像度をアピールするためかありませんでした。

また、17インチをディスコンにされました。解像度的にハイエンドでないとは物理サイズとして17インチの需要はありそうなのですが。これは17インチで3,840x2,048あたりのサイズが準備できないからでしょうか。また、Macbook Pro 17インチとiMacユーザはバッテングしていたと思いますしね。

何でも2倍にしてしまうとMacbook Air 13インチは相当難しいサイズになってしまうのですが...Macbook Pro 13インチとMacbook Air 11インチあたりは解像度が低いため出せそうな気がしますが。Macbook Air 13インチだけ取り残されるかはあるのでしょうか。

次はどのラインナップをRetina対応するのでしょうか。次回のMacbook Pro/Airのリプレイスは2013年の春ぐらいですかね(CPUのバージョンアップ時)。

■発表されなかったiMac

Mac Proがひっそりとリプレイスされましたが、iMacはリプレイスのアナウンスがありませんでした。

OS X Mountain Lionと一緒に発表でしょうか。2011年のOS X Lion発表時もMacbook AirとMac miniと一緒でした。OS発表にも花が必要なのか、それともOS X Mountain Lionで必要な機能と一緒にする必要があるのか分かりませんが。

AppleとしてはMacbook Pro > iMacだと思います。このため、WWDC 2012で注目度があるRetina対応Macbook Pro発表を優先させたのでしょうか。iMacはさすがにRetinaはないのではないかと思うのですが、どうなるでしょうかね。噂もありませんし、2,560x1,600はさすがにRetina出来ないでしょうし。

iMacユーザはもう少し待たないといけないのかも知れません。

■まとめ

WWDC 2012で私は一番期待していたのはiOS 6でWebGLサポートでした(噂にもあがっていませんでしたが)。それがなくて少しがっかりしていますが、iPad 1stをサポート対象外になったのは少しうれしく思っています。iPad 1stとiPad 2では性能差は思いのほか大きくて。iPad 1stにあわせるとチープになり、iPad 2にあわせるとiPad 1stで遅すぎる事象になりまして。

Retina対応は1カテゴリのみでした。もう少し広範囲に採用されるのかと思っていたのですが。このRetina対応は、他のPCメーカにどの程度影響を与えるでしょうか。すでに"COMPUTEX TAIPEI 2012の感想"にも書きましたがいくつかのメーカはメディアタブレットで起きた高精細化の流れに関してノートPCで対応を始めています。

多くのラインナップでRetina対応していれば、PCメーカは一気に追随したと思いますが、1ラインナップだけでは段階的な追随に終わるかも知れません。2013年末にはRetina非対応は少なくなる(廉価版のみ)かも知れませんが、ゆっくり移行しそうな気がします。

時間を作ってiOS 6 betaでもインストールしてみたいと思います。

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