Prism 1.0 beta 1を試す
MozillaからWEBアプリ向けのブラウザ(?)のPrism 1.0β1がリリースされたので使ってみました。
WEBアプリ向けならば、Javascriptの実行速度が必要なはずです。そこで、定番のjavascriptベンチのSunSpider、V8 BenchmarkSuite、Dromaeoと、PCのベンチマークソフトとして有名なFuturemarkにブラウザベンチマークとしてPeacekeeperのベンチを測定してみました。比較対象は、Fireofox 3.0.10です。
ブラウザ | V8 BenchmarkSuite | Sunspider (ms) |
Dromaeo (run/unit) |
Peacekeeper |
---|---|---|---|---|
Firefox 3.0.10 | 244 | 2594.8 | 46.04 | 615 |
Prism 1.0 beta 1 | 247 | 2544.6 | 46.11 | 647 |
V8とPeacekeeperは、スコア標識なので数字が大きいほうが高い評価になります。
今回は、Firefox 3.0.10のプラグインのPrismを使用したため、エンジン回りが同じなため、ほとんど差はありませんでした(若干良い数字だが誤差の範囲)。プラグインでない単体タイプは、バージョン1.9.0.11preでpreのためかスコアは悪い傾向を示していました。
また、上記の4つページを開いた場合のメモリ使用量(プラグイン形式)は、Firefox 3.0.10では71MB、Prisumが94MB程度でした。若干Firefoxで開くよりも多い気がしますが、WEBページが大きくないため、気にする必要がないかも知れません。
GMailを使用したときに、メンテナンスを考えればWEBアプリも悪くないと考えたものですが、WEBアプリと単体アプリの境界線が非常に曖昧になってきた感じがします。
Chromeもショートカットを作成して似たような機能が(Chromeはページごとにプロセスを分けることができるので、最初から盛り込まれている)あるため、WEBアプリ用にショートカットや別プロセス化は、ブラウザのデフォルト機能になりそうです。