「iPhone」が合コン対応してくれれば、もっと大学生に売れるのでは?
次女が大学に入るので「iPhone」を買いにヤマダ電機に行った。
次女はiPodと携帯電話がひとつになることに価値を感じたらしい。今使っている日本の携帯電話からiPnoneに変えるわけだ。 大学生になった自分がiPhoneを使っている姿を想像して、カッコイイと思ったのかもしれない。
私も、JISキーボード付きのスマートフォンを持っていたが、PCモードでのネットの遅さと携帯コンテンツへのアクセスへの不満、そして、電車内で片手での使いにくさから、iPhoneに買い換えようと考えていた。 二人が同じソフトバンクなら安くなる。
ご存知の通り、一人月に5千円から8千円の費用がかかる。
つまり、一人年間8万円程度で、家族5人では「年間40万円」が携帯電話だけで費やされることになるのだから、慎重にならざるおえない。
ヤマダ電機に行ってiPhoneを買うことを前提で説明を受けていて、思わぬ問題が発生した。学生には不可欠な
「赤外線」による情報交換
ができないのである。
せっかく大学生になったのに、
合コンで連絡先を交換する
という、日本独特の文化に非対応なのは厳しい。それによって彼氏ができないという危険性まで出てくるのだ。これでは、楽しいキャンパスライフはおくれない。 店員さんが、
「2代目の携帯として買っていかれる方が多いですよ」
と提案を受けたが、大学生になって、おこずかい1万円の中から携帯代を払う娘にとって、これ以上の携帯電話の負担は死活問題である。
私としてもすでに年間40万円使っている状態に追加して、これ以上携帯電話には投資できない。
次に私であるが、W-ZERO3をあきらめた結果として、キーボードを使うときは、
「ノートPC+docomo or イーモバイルの通信カード」
で行うと腹をくくった。そして、電車で座れず、つり革を持っているときは、
携帯電話を片手でニュースサイトなどを見る
ことになる。
この使い方を想定して、実際にiPhoneを使ってみたが、
片手操作では圧倒的に日本の携帯が良い
ことに気がついた。
iPhoneがとても良い製品であることは、多くのブロガー達から見せつけられて、十分に理解している。しかし、ガラパゴスな私の家族のライフスタイルには、どうやら、日本の携帯電話があっているようだ。
結果としてiPhoneは、あきらめることにした。 その代わりと言ってはなんだが、大学の近くにアパート住まいをするので、一通りの家電をヤマダ電機で買った。
ところで、こういう学生やお父さんは、日本でもかなりいるのではないだろうか。 そして中国などの日本以外の国にも同じような人たちはたくさんいるはずだ。
いや、日本のように通勤電車で吊革につかったり、合コンで赤外線を使うことはないとしても、それぞれの国に合ったガラパゴス携帯を作ればいいのだ。大きな市場があるように思うのだがどうだろうか。