「ブログを書く」は間違ってる?
IBMの社員でさえ私の年代ともなるとブログを書いている人は1割以下だ。 ましてや、社内のブログを利用している人は1、2%と言ってもいいだろう。(Notesがその代わりをしているが、、) そんな中で飲んでいると「吉田さん、良くブログを書いている時間がありますねー」みたいな会話が良くある。
先日、ある50歳代の方から
「ブログってなんなんだい? 個人のホームページみたいなもんだろ? だったら、ブログ”を”書いてるんじゃなくて、ブログ”に”書いてるんだろう。」
と言われた。 確かにそうだ。 絵を描くときに「キャンパスを描いている」とは言わない。
”ブログ”というのは、表現の場所であって、コンテンツ”中身”ではないのである。
ブログに何を書いているのか?と聞かれるとこれまた困る。 コラムと言えるほどでもないし、ニュースでもなし、情報を書いているという感覚も無い。 だからついつい「ブログを書いている」と言ってしまう。
<ブログとは>
若いやつが面白い解説をしてくれた。
「ブログ」とは、もともと「Webログ」、つまりWeb上のログ(記録)のことを指し、自分が記録として残しておきたい出来事、気づき、悩みを単に書き留めておくことそのものを指す。 「ブログを書く」とは「Webにログを書く」だから「ブログを書く」は正しいわけだ。つまらない会話だが、腑に落ちた。
集合知だとかなんだとか言うが、それは、ブログを書いている人には関係ない。自分書き留めておきたいからログとして残す。 誰かに決められた目的や誰かに使ってもらうためではない。書いた内容についてとやかく言われる筋合いも無い。
膨大なインターネットでは、それを必要とする人たちがいるから、公開してあげているわけだ。
家計簿や気づき、個人的な意見などは、会社では必要とされないだろうが、インターネットの世界では大きな価値を生むのである。 だからWebに書く。 読む側は価値があるものを取捨選択してして利用すれば良い。 個人的に書いた内容に文句をつけるものおかしなものである。
少しそれたが、「ブログに書く」という言葉の使い方は正しいのだ。