机の上をみただけでわかる自己管理能力
「有効に時間を使えない人がわかる簡単な方法」の一つ目は「交通費の精算を貯めずに精算できているか」だった。 上司が部下の時間管理能力を非常に高い確率で簡単に見極めることができるそうだ。
ちなみに、二つ目は、
「机の上は整理され、引き出しの中は整頓されているか?」
だそうだ。 これは上司でなくても、同僚ならわかる。
資料が発生したときに、どのような手順ですばやく整理し、どこに整頓するかが決まっている人の机の上は常に綺麗なのだそうである。 また、
「手帳に書かれたToDoは整理されているか?」
でもわかるそうであるが、これは他人から見ることが出来ない。
タスクが発生した場合に、その場で、手帳のどこに記載して、どのタイミングで、どのように自分のスケジュールに結び付けていくかの手順が決まっている人の手帳は整理されているのもだそうだ。
ちなみに、プロジェクト管理表やプレゼンテーションでは、自己管理能力を見ることは出来ない。 常に実行されているかが見えないからである。
情報や仕事が発生したら、その場で優先順位や残すか捨てるかを判断して、どこに保管しておけば必要なときにすぐに使えるかを自分なりに手順を決めて、常に整頓された環境を維持することが出来るという能力は、仕事で高いパフォーマンスを上げていくことに重要な基礎の能力となる。
これらは、若い時からの目的意識と日々の工夫によって培われるものである。
机の上の整理(資料が無い状態)、キャビネ・フォルダの整頓(取り出せる状態に分類)が出来ているかどうかで様々な「自己管理」「業務遂行能力」が見えてくる。
①資料を見て、重要度、取り出しやすい分類を判断できる能力
②自分なりの整理術(手順)を作り上げる能力
③面倒でも、その場で、逐次、整理整頓する実行力と自己啓発力
④常に整頓された状態を維持しておく継続能力
などが見えるのだ。
さて、皆様の机の上はどうなっているだろうか。 自分でチェックしてみて欲しい。
予断だが、「俺は、机の上にあるものから適切な資料を取り出せる能力がある」と豪語する人がいるが、これはいい訳である。 判断されているのは、そのような特種能力ではなく、仕事の遂行能力なのだから。
あいにく当社は、自分の机が決まっていないため、これを見ることが出来ない。 つまり、私の能力もわからないのである。 残念である。
パソコンやブログを見てもわかるそうだが、それは来週紹介しよう。
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