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クレヨンしんちゃんが背中を押した、夏の親子ロンドン旅

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「英語はまだビギナー。でも、世界を見せたくて。」シリーズ第一弾

2025年8月。中学1年生になった息子の夏休みに合わせて、昨年から思い描いていたイギリスへの渡航を決行しました。息子は語学留学、わたしはリモートワークです。

クレヨンしんちゃんが「旅は、家を知るためにする」という名言を発した、と語る息子を信じ、面倒がる本人に発破をかけながら、14時間のフライトに挑みました。


■ 日本人と英語の、三世代にわたる"距離感"

日本人にとって英語習得のハードルは高い。
これは我が家の親子三代を見ても、痛感しています。

わたしは、自分の国、日本がどんなものかを、非言語値や肌感覚を含めて体得するためには、日本語での教育と思考の土台がまずありき、だと思っています。

ただし、その日本語での思考を、外国の人にわかるように英語で伝えるのは、そう簡単なことではありません。

という訳で、子どもが幼い頃から英語で話しかけたり、英語の環境に触れさせたりは極力しているのですが.....やはり道のりは険しい。

そんな延長線上で、今回のロンドン行きが生まれました。

■留学先は、生成AIと一緒に"設計"

学校選び最初のステップは、生成AIへの質問

たとえばこんな具合です。
「子どもが日本で普通の公立小・中学校に行っているのですが、夏休みを活かした英語習得のための語学留学先はどう選んだら良いか、おすすめをリストしてください」

これに加えて、以下のような条件を追加します。

  • 子どもの年齢、英語力

  • 希望する国や地域(最初2カ国複数都市から絞り込み)

  • 留学の時期(部活や塾を考慮)

  • 滞在可能な期間(会議がない日を移動日に)

すると、AIが瞬時にもっともらしい情報を出し、一緒に「考えて」くれます。

想像していなかったアウトプットが出てくるので、短時間でアイディアの拡散と集約ができて便利です。

■出力された情報を"人力"で裏取り

AIの返答を参照しながら、出典元を調べたり、追加でネット検索しべたりして、まずは都市レベルで選択肢を絞り込みました。

その上で、語学学校・留学エージェント・現地に詳しい人などに、「これこれこういう条件を想定しているのですが」と相談。
すると、みなさん親切にアドバイスをくれました。

年明けの1月ごろからなんとなく情報収集を開始。
スプレッドシートに候補と条件を書き出しながら、時期を夏休みに限定して絞り込んでいきました。

そして3月には、これと思えたロンドンのある学校に決定。
卒業式・入学式・ゴールデンウィークを経て、実行フェーズに移りました。

■最終決定までのスケジュール感

ざっくり以下のようなステップで、少しずつ現実に近づけていきました。
息子はしぶしぶながらも英検5級(日本の中学初級程度)を取得し、身の丈に合った準備をしました。

  • 1月:なんとなく調べ始め、渡航先について家族で話す

  • 2月:スプレッドシートで情報整理。日程を具体化。ホテル予約

  • 3月:1校に絞り込み、心を決める

  • 6月:航空券購入。外貨預金とデビットカード用に新たな銀行口座を開設

  • 7月:学校手続き、仕事の調整

  • 8月:親子で渡航

語学留学は、子どもにとって"世界の入口"。
親子旅は、家族にとってのプロジェクトマネジメント。

そんなことを修行僧のように考えながら、地道に計画を進めました。

いよいよ、ロンドンに出発。この続きはまた。

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【プレビューはこちら】

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