取材者への危険な質問2つ
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テクノロジー分野の企業PR支援を生業に、プロボノで「テクノロジー・ネットワーク」を運営する中の人です。
前回に引き続き、取材対応のポイント、取材者への質問についてです。
取材を設定する場合も、取材の話し手になる場合も、取材者とうまくコミュニケーションを取れるか否かが、記事の成否を決めます。メディア、記者により取材の考え方、進め方が違うので、どう接するのがベストか、個々に判断する必要があります。
取材対応する際に気をつけたい、センシティブな質問は以下の2つです。
- 「いつ記事になりますか」
回答した内容にニュース価値があれば、記事になります。取材者は、聞いた情報を独自の視点で解釈し、検証して記事を書くので、いつどう記事になるか、確約できません。執筆の工程や労力を理解しない聞き方は、書き手との関係を損ねる危険があります。
- 「記事を事前に見せてください」
"検閲"と受け取られる恐れがあります。媒体方針で見せられない場合も多いので、当然のように要求するのは書き手との関係を損ないかねません。
取材者の立場を理解し、執筆に協力する姿勢で取材者と関係を築くことが、正しい理解、記事につながります。人間関係は尊敬ありき、を忘れないようにしたいものです。
※ コウタキ考の転載です。
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