森の仕事場 8KUMO
森の仕事場について、当初考えていた名称が、商標登録の関係で使えないことが分かり、紆余曲折した結果として、やっと決着がつきました。
施設に隣接する「八雲神社」から「8」、神社の屋根の千木(ちぎ)と神社の聖域であることを示す紙垂(しで)をモチーフにデザインしたものです。
このプロジェクトで、アートディレクションをお願いしている杉本誠さんが、作ってくれました。いくつかの選択肢がありましたが、ここが八雲神社の鎮守の森であり、地元の皆さんとの関係も大切にしたいという思い、そして、なんといっても優しく耳に残る音、素敵なデザインに魅了され、こちらに決めました。
さらにこの名称には次のような意味も込められています。
8:八ヶ岳、森が造る酸素(酸素の原子番号)、全てのことへの挑戦(八には"全て"の意味があります)、古代日本における聖数、末広がり、アジャイル開発チームの上限人数など
KUMO:雲=クラウド、湧き上がる情熱、大自然の循環など
まあ、こじつけもありますけど、それもまた楽しいと思っています。
八ヶ岳の森で、モダンITを活かして様々なことに挑戦し、世の中を変えていく
かなりの意訳ではありますが、そんな想いを体現した名称であり、デザインになったのではないかと。
名称やロゴが決まったからといって課題はまだまだ山積みです。資金繰りも道半ばですし、こんな八ヶ岳くんだりまでやってくることの価値はどこにあるのか、つまり、「お金を払ってでも是非とも手に入れたいビジネス価値」は何かを明確にするという、もっとも大切なことが、まだモヤッとしています。
手段としての施設については、議論が進む一方で、目的である事業の中核が、まだこのようなことではと、内心焦っています。しかし、自分一人ではできない仕事ですから、人を巻き込むタイミング、あるいは、ものごとを同時に進めなければならない難しさもあり、お作法通りに進められない難しさがあるのも現実です。
しかし、夏の暑いこの季節に、クーラーもなしで、ドライで冷涼な空気と森の緑に包まれることができるこの場所は、やっぱり特別なところだと実感しています。そんな森に集い、あるいは、森の中で静かに自分と向き合い、仕事ができるワーキングスペースは、それだけでも、十分に価値があると思っています。
手段から考えるな、課題から考えよ
ビジネスの鉄則です。しかし、このプロジェクトを思いついたのは、まさに手段の魅力からでした。そんなジレンマに向きあうのも、苦しくも楽しい時間です。
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1万円(税込)/2021年度の新入社員と2年目の方
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