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森の仕事場について「中核的価値」を整理してみた

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永井孝尚さんの著書『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』は、新規ビジネスの事業戦略を考える上で、大変参考になる内容です。「らしさ」や「中核的価値」を整理するフレームワークは、新規事業に限らず、営業の提案戦略を考える上でも使えるもので、私が講師を務める営業研修のツールとしても、以前から使っています。

そこで、このフレームワークを使い、いま取り組んでいる「森の仕事場」について、整理してみました。

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昨日のブログでは、川口恭伸さんが紹介されていた「エレベータピッチ」で整理してみました。そして今日は、永井孝尚さんのフレームワークを使わせて頂きました。同じテーマでこの2つを使うことで、プロジェクトの「核心」は何か、つまりMVPMost Viable Product)は何かを、多角的に考えることができます。

両者共にそれをはっきりさせるためのフレームワークなので、その結論は、本質的に異なることはありません。ただ、異なる思考プロセスを求められます。ひとつは上下を磨き、もうひとつは左右前後を磨くみたいなことで、ものごとを立体的に俯瞰できるようになります。そして、核心、あるいはMVPが、何者かを徹底して考えさせられます。これは、楽しい気付きでした。

自分の体験を語れる人は沢山います。その体験を一般化した経験や教訓を語れる人は、多くはありません。さらに、自らの体験を、第三者が容易に再現できるようにしたフレームワークやメソドロージーにまで昇華できる人は、ごくわずかです。だからこそ、大いに価値があるのです。

『守破離』ということばがあります。物事を学ぶ時の姿勢として昔から受け継がれている言葉で、修行を積む過程での順序を表す言葉として使われてきました。(以下は、こちらより引用)

守:師匠に言われたこと、師の流儀・型を習い『守る』こと。

破:師の流儀を極めた後に、他流も研究すること。その型を自分と照らし合わせ、自分に合ったより良いと思われる型をつくることにより、既存の型を『破る』こと。

離:自己の研究を集大成し、独自の境地を拓いて一流を編み出すこと。師匠の型、そして自分自身が造り出した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から『離れる』こと。

フレームワークは、『守破離』のいう「守」ということなのでしょう。まずは、ここから始めるのが、王道であろうと思います。

また、また、多くの方の知恵の結晶を体験的に学ぶには、こうやって異なるフレームワークをいろいろと試してみることが、一番の早道です。

自分の頭が、整理できただけではなく、このプロジェクトに関わる人たちや相談させて頂いている人たちにも、言葉や勢いでごまかすことなく、客観的に伝える手段としても、とても有効であることは言うまでもありません。

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ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー

4月度のコンテンツを更新しました】

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・「AIとロボット」を「AIとデータ」に変更し、データについてのプレゼンテーションを充実させました。

・戦略編をDXとそれ以外の内容に分割しました。

・開発と運用に、新しいコンテンツを追加しました

・テクノロジー・トピックスのRPA/ローコード開発、量子コンピュータ、ブロックチェーンを刷新しました。

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研修パッケージ

・総集編 20214月版・最新の資料を反映

DX基礎編 改訂

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ビジネス戦略編・DX

  • 【新規】データとUXとサービス p.17
  • 【新規】デジタル×データ×AI が支える存続と成長のプロセス p.68
  • 【新規】DXとは圧倒的なスピードを手に入れること p.72
  • 【新規】IT企業とデジタル企業 p.155

サービス&アプリケーション・先進技術編/AIとデータ

  • 【新規】データの価値 p.129
  • 【新規】情報とビジネスインテリジェンス・プロセス p.130
  • 【新規】アナリティクス・プロセス p.131
  • 【新規】データ尺度の統計学的分類 p.135
  • 【新規】機械学習とデータサイエンス p.136
  • 【新規】アナリティクスとビジネス・インテリジェンス p.137
  • 【新規】ビジネス・インテリジェンスの適用とツール p.138
  • 【新規】アナリティクスのプロセス p.139
  • 【新規】ETL p.140
  • 【新規】データウェアハウス DWH Data Warehouse p.141
  • 【新規】データウェアハウス(DWH)とデータマート(DM) p.142

*「AIとロボット」から「AIとデータ」に変更しました。

開発と運用編

  • 【新規】クラウドの普及による責任区分の変化 p.25
  • 【新規】開発と運用 現状 p.26
  • 【新規】開発と運用 これから p.27
  • 【新規】DevOpsの全体像 p.28
  • 【新規】気付きからプロダクトに至る全体プロセス p.29
  • 【新規】アジャイル開発のプロセス p.37
  • 【新規】アジャイル開発の進め方 p.39

*ローコード開発については、RPAの資料と合わせてひとつにまとめました。

テクノロジー・トピックス編

  • 【改訂】ブロックチェーン、量子コンピュータの資料を刷新しました。
  • 【改訂】RPAとローコード開発を組合せた新たな資料を作りました。

下記につきましては、変更はありません。

  • ITインフラとプラットフォーム編
  • クラウド・コンピューティング編
  • ITの歴史と最新のトレンド編
  • サービス&アプリケーション・基本編
  • サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT

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