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ITと森が混じり合えば、自分も世の中ももっと良くなる

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森には「癒やし」と「活力」がある。八ヶ岳南麓の森に居を構えて5年の実感だ。

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新緑の5月は、そのことを最も感じることができる季節だ。日に日に緑を深める森、草木の勢い、色とりどりの花の共演が、瞬く間に景色を変えていく。隙間だらけの新緑の森は、徐々に鬱蒼の森へ変わり、木立の合間から降り注ぐ陽光は、徐々に少なくなっていく。わずかひと月ほどの合間に、冬の景色が夏の景色へと変わってゆく様は、森で過ごしているからこそ味わえる最高のエンターテイメントだ。

エンターテイメントと言って、激情でも歓喜でもない。空気の匂いであり、風であり、柔らかな陽光であり、まさに自分も一個の生物であることを感じさせてくれる「癒やし」である。そして、そんな中にいると、あれもやろう、これもやろうと意欲が湧いてくる。何か分からないけど、「活力」の源が、ただよっているようだ。芸術家やデザイナー、作家や研究者たちなどのクリエーターが、この地に集まってくるのもよく分かる。

私は、1982年に日本IBMに入社し、いまもITに関わっている。もう、39年にもなる。もはやそれが自分の国籍なのだろうと思う。

1995年に日本IBMを退職した。学生時代からキャンプや山歩きを楽しみ、ボーイスカウトの隊長もやっていたこと、そして、13年間やるだけはやったので「もうITはいいや!」という思いが重なり、吉祥寺でアウトドア・ショップを開業した。でも、長続きはしなかった。

いま思えば当たり前である。趣味を楽しむことと、商売として生計を立てることでは、それは気合いの入れ方が違う。漠然としたアウトドアへの憧れだけではじめてしまった店には、売れるとか売れないとかより、自分が好きとか、面白いしか、商品がない。コアな趣味人は集まっては来たが、生計を立てるには至らなかった。そして、またITという自分の国籍に舞い戻ったわけだ。国籍とは、好きとか嫌いとかではない。自分の居場所なのだと思う。

それからもう、26年の歳月を経て、いま再びアウトドアの仕事を始めようとしている。しかも、ITという国籍を捨てることなく、である。

2700坪の山林を手に入れた。里山の田んぼの海に突き出る岬のような丘。その丘の上に神社がある。その神社につながる鎮守の森である。東南に傾斜した場所で、里山の田んぼの向こうに、瑞牆山、金峰山、茅ヶ岳が一望できる。さらに南に転ずれば、富士山や南アルプスも望める高台だ。ここに充実したIT環境を供えたワーキング・スペースとキャンプサイトを開設しようと準備を始めている。何十年という歳月を経て、やっと自分の2つのオリジンであるアウトドアとITが重なり合ったというわけだ。人には、「ふさわしい時がある」ということなのだろう。

いまITはクリエイティビティを求められている。そこに関わるエンジニアたちは、時代を生みだすクリエイターたちである。彼らが、これからの日本を支える力となる。そんな彼らに森の「癒やし」と「活力」を与えることができれば、日本はもっと良くなるだろうと思っている。ここに住み、森の力を実感したからこそ、巡り会うことのできた構想だ。

もちろん、そんなことを自分一人でできるわけがない。これからの時代を創るモダンITのリーダーたちを導師に迎え、これからのマインドセットとスキルを磨く道場にしようと思っている。さらにはデザイン思考やマインドフルネスの先覚者たちにも協力を仰ぎ、森の力を借りて、自分の潜在力を引き出すことを助けたい。また、地元の農家や林業家、山岳ガイドやアウトフィッターに助けてもらいチームビルディングのプログラムも提供するつもりだ。

場所や施設である「場」を提供するのではなく、自分を磨く「機会」を提供する。そんな事業を、森の中で始めようと思っている。

興味のある方は、是非声を掛けて欲しい。一緒に、愉快で楽しいことをやろうよ!きっと、世の中は、もっと良くなる。

【募集開始】第37期 ITソリューション塾 5月19日・開講

5月から始まる第37期では、DXの実践にフォーカスし、さらに内容をブラッシュアップします。実践の当事者たちを講師に招き、そのノウハウを教えて頂こうと思います。

スクリーンショット 2021-04-23 8.14.36.png

そんな特別講師は、次の皆さんです。
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戸田孝一郎氏/お客様のDXの実践の支援やSI事業者のDX実践のプロフェッショナルを育成する戦略スタッフサービスの代表
吉田雄哉氏/日本マイクロソフトで、お客様のDXの実践を支援するテクノロジーセンター長
河野省二氏/日本マイクロソフトで、セキュリティの次世代化をリードするCSO(チーフ・セキュリティ・オフィサー)
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DXの実践に取り組む事業会社の皆さん、ITベンダーやSI事業者で、お客様のDXの実践に貢献しようとしている皆さんに、教養を越えた実践を学ぶ機会にして頂ければと準備しています。

デジタルを使う時代から、デジタルを前提とする時代へと大きく変わりつつあるいま、デジタルの常識をアップデートする機会として、是非ともご参加下さい。

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  • 定員 :120名
  • 会場 :オンライン(ライブと録画)
  • 料金 :¥90,000- (税込み¥99,000)

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詳細 ITソリューション塾 第37期 スケジュールは、こちらよりご確認いただけます。

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ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー

4月度のコンテンツを更新しました】

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・「AIとロボット」を「AIとデータ」に変更し、データについてのプレゼンテーションを充実させました。

・戦略編をDXとそれ以外の内容に分割しました。

・開発と運用に、新しいコンテンツを追加しました

・テクノロジー・トピックスのRPA/ローコード開発、量子コンピュータ、ブロックチェーンを刷新しました。

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研修パッケージ

・総集編 20214月版・最新の資料を反映

DX基礎編 改訂

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ビジネス戦略編・DX

  • 【新規】データとUXとサービス p.17
  • 【新規】デジタル×データ×AI が支える存続と成長のプロセス p.68
  • 【新規】DXとは圧倒的なスピードを手に入れること p.72
  • 【新規】IT企業とデジタル企業 p.155

サービス&アプリケーション・先進技術編/AIとデータ

  • 【新規】データの価値 p.129
  • 【新規】情報とビジネスインテリジェンス・プロセス p.130
  • 【新規】アナリティクス・プロセス p.131
  • 【新規】データ尺度の統計学的分類 p.135
  • 【新規】機械学習とデータサイエンス p.136
  • 【新規】アナリティクスとビジネス・インテリジェンス p.137
  • 【新規】ビジネス・インテリジェンスの適用とツール p.138
  • 【新規】アナリティクスのプロセス p.139
  • 【新規】ETL p.140
  • 【新規】データウェアハウス DWH Data Warehouse p.141
  • 【新規】データウェアハウス(DWH)とデータマート(DM) p.142

*「AIとロボット」から「AIとデータ」に変更しました。

開発と運用編

  • 【新規】クラウドの普及による責任区分の変化 p.25
  • 【新規】開発と運用 現状 p.26
  • 【新規】開発と運用 これから p.27
  • 【新規】DevOpsの全体像 p.28
  • 【新規】気付きからプロダクトに至る全体プロセス p.29
  • 【新規】アジャイル開発のプロセス p.37
  • 【新規】アジャイル開発の進め方 p.39

*ローコード開発については、RPAの資料と合わせてひとつにまとめました。

テクノロジー・トピックス編

  • 【改訂】ブロックチェーン、量子コンピュータの資料を刷新しました。
  • 【改訂】RPAとローコード開発を組合せた新たな資料を作りました。

下記につきましては、変更はありません。

  • ITインフラとプラットフォーム編
  • クラウド・コンピューティング編
  • ITの歴史と最新のトレンド編
  • サービス&アプリケーション・基本編
  • サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT

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