どこまでやれば「デジタル化」なのか
デジタル化へ到る取り組みを歴史的にふり返れば、3つの段階がありました。
H2H:Human to Human
仕事の主体は人間であり、報告や調整、連絡は、紙の書類や人間が直接顔をつきあわせて、打ち合わせる段階です。
M2H:Machine to Human
仕事の主体は人間ですが、その成果を人間がコンピュータに入力し、コンピュータで集計します。また、コンピュータに集められた報告(データ)を使って、計画を立て、連絡や調整は、人間が、紙の書類や打合せで行う段階です。
M2M:Machine to Machine
人間が詳細にプログラミングした手順に従う自動化された機械によって仕事がおこなれます。機械は、成果をオンラインでコンピュータにおくり、コンピュータで集計します。また、コンピュータに集められた報告(データ)を使って、計画を立て、連絡や調整は、人間が、紙の書類や打合せで行う段階です。
これら3つの段階は、人間が仕事の主体であり、機械やコンピュータがそれを支援していました。M2HとM2Mは、「デジタル化」の初期段階であったと言えるでしょう。
次に「デジタル化」が目指しているのは、基本的なルールさえ与えれば、最適な手順を自ら学習して動作する自律した機械が、人間と協働する段階です。コンピュータは、データから最適解を見つけ出し、人間は目標を与え、その目標を管理することや、工程や仕組みを改善するために機械をうまく使いこなすことを考えます。
機械にできることは徹底して、機械に任せ、人間にしかできないことに人間は、意識と時間を傾ける
そんな状況作り出すことが、「デジタル化」の次の段階です。
【募集開始】ITソリューション塾・第36期 2月10日開講
2月から始まる第36期では、DXの実践にフォーカスし、さらに内容をブラッシュアップします。実践の当事者たちを講師に招き、そのノウハウを教えて頂こうと思います。
そんな特別講師は、次の皆さんです。
===
戸田孝一郎氏/お客様のDXの実践の支援やSI事業者のDX実践
吉田雄哉氏/日本マイクロソフトで、お客様のDXの実践を支援す
河野省二氏/日本マイクロソフトで、セキュリティの次世代化をリ
===
また、特別補講の講師には、事業現場の最前線でDXの実践を主導
DXの実践に取り組む事業会社の皆さん、ITベンダーやSI事業者で、お客様のDXの実践に貢献しようとしている皆さんに、教養を越えた実践を学ぶ機会にして頂ければと準備しています。
コロナ禍の終息が見込めない状況の中、オンラインのみでの開催となりますが、オンラインならではの工夫もこらしながら、全国からご参加頂けるように、準備しています。
デジタルを使う時代から、デジタルを前提とする時代へと大きく変わりつつあるいま、デジタルの常識をアップデートする機会として、是非ともご参加下さい。
詳しくはこちらをご覧下さい。
- 日程 :初回2021年2月10日(水)~最終回4月28日(水) 毎週18:30~20:30
- 回数 :全10回+特別補講
- 定員 :120名
- 会場 :オンライン(ライブと録画)
- 料金 :¥90,000- (税込み¥99,000)
全期間の参加費と資料・教材を含む