会社を変えるためにできる3つの実践 2/3
前回は、会社を変えるには、先ず自分が変わることだと言う話をしました。そして、次のような変化をおこすことです。
会社で通用する自分になることではなく、どこへ行っても通用する自分になることです。そういうあなたに共感し、行動を起こす人たちが増えてくれば、結果として周りの人たちは変わってゆきます。
では、具体的には何をすればいいのでしょうか。
自分のための時間を作ること
行動するために最も大切なことは、時間を作ることです。例えば、始業前の1時間、オフィスで、あるいは会社の近くのカフェで自分のための時間を持つことです。そして、自分の専門スキルを高めるための勉強をする、どこに行っても通用するように語学を学ぶ、教養を拡げるための本を読むなど、自分がやりたいことのために時間を持つことです。
直ぐに仕事に役に立つ、待遇が良くなるなどの理由で学ぶべきテーマを選んではいけません。これは面白そうだ、ぜひともやってみたい、で選んでください。いまは変化の激しい時代です。いまの流行など直ぐに変わってしまいます。そんなことに惑わされることなく、自分の興味や関心の赴くままにテーマを選び徹底して取り組むことです。
人のつながりを拡げること
自宅と会社の往復だけ。話をするのは、社内の人たちとお客様だけ。そんな人生、楽しいですか?世の中は広く、いろいろな考えや価値観を持っている人たちがたくさんいます。そういう人たちと交わることで、気付かなかった自分の可能性に気づき、広い視野を手に入れ、世の中から見た自分の価値を知ることができます。
幸いITについては、勉強会やコミュニティ活動が、毎日のように催されています。そういうところにどんどんと顔を出すことです。そして、その運営に積極的に関わってゆくことです。
人のつながりを拡げる最も有効な手立ては、たくさんの人とのつながりを持つ人と知り合うことです。そして、そういう人たちは、人のつながりを拡げようと積極的に行動している人とつながろうとします。だから、自分もそのつながりの輪を作る立場、つまり運営者や主催者になることです。そうすれば、人のつながりは一気に拡がってゆきます。そして、それは人生の大きな財産となります。
アウトプットを増やす
ビジネスの世界で「知っている」とは「説明できる」と同義です。どれほど時間をかけて学んでも、それが自分の知識として使えるかどうかは、文書にして説明する、絵に描いてみる、人に説明してみるなど、アウトプットしても、はじめて確認することができます。アウトプットしなければ、いつまでたっても「知っているつもり」の知識に留まってしまいます。
また、1のアウトプットを作ろうとすると、10のインプットが必要になります。ですから、アウトプットを増やせば増やすほど、インプットはその10倍のスピードで増えてゆくのです。インプット増やしたければアウトプットを増やすことが、最善の方法です。
この3つを実践するために自分のお金や時間を投資することです。会社にお金を出してもらおう、誰かに面倒を見てもらおうなんて考えないことです。他人に頼り、自分だけいい想いをしようなんて、そんな都合のいい話は、直ぐに行き詰まります。自腹を切りなさい、自分で考えて工夫することです。そういう態度が、あなたを成長させる原動力になります。
そもそも、働くとはどういうことでしょうか。明日はそんなことを話題にしようと思います。
***明日に続く
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