なぜ、君たちはITトレンドを学ぶのか(7)営業の人格は数字である
営業の人格は数字である
笑顔が絶えず、優しく、だれからも好かれる存在であっても、売り上げ目標や新規顧客獲得件数などの数字を達成できなければ、営業としての人格は低いということになります。営業としての人格を高めたのであれば、これら数字を達成するしかありません。
めまぐるしく変わる社会やビジネス環境にあって、お客様はこのままでは大変なことになると意識し、何とかしなければと考えています。しかし、その一方で、何をすればいいのか分からない状況に置かれています。つまり、課題やテーマを明確に出来ないのです。
そんなお客様に、「課題やテーマを教えて頂ければ解決策を提供します。製品やサービスを提供します。」といっても、困ってしまうでしょう。だから、「お客様のよき相談相手となって、彼らの不安や迷いを課題として捉え直し、その解決策をデザインする」、つまり、お客様の状況を真摯に見聞きし、共感し、「あるべき姿」を描き、そこに至る筋道を提言することが、案件獲得のきっかけとなるのです。
そんなあなたの提言を起点に、お客様との議論を深め、「あるべき姿」とそこに至る地図を完成させ合意します。そうやって、案件を創ってゆくことが、これからの営業に求められる役割なのです。
そのために営業は、知識を磨かなければなりません。テクノロジーのトレンドや最新の事情に精通しなくてはいけないのです。テクノロジーの進化は留まることはありません。その進化の恩恵を提供することがITに関わる仕事であるとすれば、知識なき営業はお客様から見れば「役立たず」でしかありません。そうならないためにも知識を磨き続けることを怠ってはいけないのです。
ITの知識に限らず、広く教養を身につけることも怠ってはいけません。経営や事業、ビジネスや社会全般にわたるものごとや出来事に関心を持つことです。お客様もまたそんな世界の一部なわけで、広い視野からお客様の幸せを考えることができなくてはなりません。
また、美意識を磨くこと、つまり芸術や文化への造形を深めることです。何が正しいことかを知るためには、真善美という評価基準が必要です。相手の気持ちや幸せ、提言の美しさ、倫理観は、そんな教養に支えられています。
そして、人格も磨くことです。お客様も大切な仕事を任せようというわけですから、あなたの提言は、お客様やその組織の評価、事業の成功に関わっています。それを任せようという営業を信頼できなければ、任すに任せられません。例え知識があり教養が深くても、人としての信頼、あるいは人格としての高潔さが必要です。それが「あなたにお願いしたい」という意志決定の決め手になります。
知識、教養、人格は、社会人としての土台です。なにも営業だけの話しではありませんが、この3要素を磨く努力を怠ってはならないのです。では具体的に何をするのかということになりますが、それを見つけることもまた、自らできなくてはならないのです。そういうセルフマネージメントができることが、この3要素を磨くための基礎となります。
もちろん、簡単なことではないし、一生かかっても終わることはありません。だからこそ、学び続け、磨き続ける必要があるし、そういうひたむきで真摯な態度こそが、相手の信頼を惹き寄せ、営業の業績へとつながってゆくのです。
そんな努力を怠らなければ、目先の数字をあくせく追いかけなくても、数字は向こうからやってくるようになるでしょう。
営業の人格は数字である
数字とは、お願いして手に入れるものではなく、お願いされて、一緒に付いてくるものです。そうなることが、理想の営業の姿だと思います。
営業を目指すのであれば、この理想の姿をいつも心の片隅に於いて、行動してほしいものです。
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第34期の概要
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- ゼロトラスト・ネットワーク・セキュリティとビジネス戦略
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- 日本のIT産業のマーケティングの現状と"近"未来
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実施要領
- 日程 初回2020年5月13日(水)~最終回7月22日(水)
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- 回数 全10回+特別補講
- 定員 100名
- 会場 東京・市ヶ谷、およびオンライン(ライブと録画)
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ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー
【4月度のコンテンツを更新しました】
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・以下のプレゼンテーション・パッケージを新規公開致しました。
> 2020年度・新入社員のための最新ITトレンドとこれからのビジネス と事前課題
>デジタル・トランスフォーメーション 基本の「き」
・ITソリューション塾・第33期(現在開催中)のプレゼンテーションと講義動画を更新
>これからの開発と運用
新規プレゼンテーション・パッケージ ======
【新規】2020年度・新入社員のための最新ITトレンドとこれからのビジネス
【新規】上記研修の事前課題
【新規】デジタル・トランスフォーメーション 基本の「き」
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【改訂】総集編 2020年4月版・最新の資料を反映しました。
【改訂】ITソリューション塾・プレゼンテーションと講義動画
>これからの開発と運用
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ビジネス戦略編
【改訂】DXとPurpose p.21
【改訂】Purpose:不確実な社会でもぶれることのない価値の根源 p.22
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは何か p.29
【新規】「何を?」変革するのか p.30
【新規】「"デジタル"を駆使する」とは、何をすることか p.31
【新規】「共創」とは、何をすることか p.32
【新規】NTTとトヨタ 「スマートシティプラットフォーム」を共同構築 p.62
【新規】「両利きの経営」とDX戦略(1) P.82
【新規】「両利きの経営」とDX戦略(2) P.83
【新規】学ぶべき領域 p.272
ITインフラとプラットフォーム編
【新規】サイバー・セキュリティ対策とは p.132
【新規】サイバー・セキュリティ対策の目的 p.133
【新規】サイバーセキュリティ対策の構造 p.134
サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
【新規】機械学習の仕組み p.61
【新規】モデルとは何か p.62
【新規】人工知能と機械学習の関係 p.93
下記につきましては、変更はありません。
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