なぜ、君たちはITトレンドを学ぶのか(2)未来を語る責任
ITがなければ、ビジネスは、回りません。商品在庫を確認する、請求書を発行する、配送を手配する、製品を設計する、生産スケジュールを決めるなど、企業の様々な業務で、ITは使われています。
そんなITを使って仕事をする人たちは、常に効率を高めることが求められています。使い勝手の悪さを何とかしたいと思っているかも知れません。ならば、いまのシステムをどのように改善すればいいのか、こんなシステムがあれば、もっと仕事が捗ると思っているでしょう。そんなお客様の課題ややりたいことを聞いて、その解決策を提案できれば、ビジネスのチャンスが生まれます。
一方で、社会やビジネスの環境が、めまぐるしく変わり、もはや予測不可能な状況に陥っています。AIやIoTなど、ITの急速な進化も、この不確実性を高めています。
お客様は、この状況に対処しなければ、大変なことになる、何とかしなければと考えています。しかし、あまりの変化の速さに、そしてITの急速な進化に、どう対処すればいいのかが分かりません。自分たちが抱える課題や取り組むべきテーマを、自分だけでは決められないのです。
そんなお客様に、次のような質問を投げかけたら、どうでしょうか。
「課題やテーマを教えて頂ければ、解決策を提供します!」
きっと、困惑してしまうでしょう。そして、次のような言葉が返ってくるかも知れません。
「あなた、何を言っているんですか?それが分からないから、相談しているんじゃないですか。」
お客様は、課題やテーマについての正解を教えて欲しいのではありません。自分たちは、何をすべきか(=課題やテーマ)を教えて欲しいのです。
あなたは、そんなお客様の教師となって、何をすべきか、どのようなテクノロジーを使うべきかを教えることができるでしょうか。課題やテーマが分かれば正解は機械(AI)が教えてくれる時代が、やがては来ます。しかし、何が課題なのか、何がテーマなのか、お客様の「あるべき姿」は、どうあるべきかを教えられるのは、人間だけなのです。
あなたは、お客様のビジネスやITの未来を提言できなくてはなりません。その提言をきっかけにして、お客様との対話を始め、その対話を通して、課題やテーマを見つけてゆくことが、求められる時代となったのです。
ITのトレンドをお客様以上に知っていなければ、お客様の良き相談相手であり、教師にはなれません。
「課題を聞いて解決策を提案する」というやり方が、何も間違っているわけではありません。しかし、もはやそれだけでは、お客様の期待に応えられないのです。
また、「課題を聞いて解決策を提案する」にしても、その提案は、お客様の未来に大きく関わることになります。もし、直ぐにも陳腐化する時代遅れのITを提案し、採用されれば、お客様を不幸にするだけでは済みません。そんな役に立たない教師が、お客様から信用されることはありませんから、やがては相談されることも提案を求められることもなくなってしまうでしょう。
あなたは、お客様の未来に責任を持たなくてはなりません。それがあなたの仕事です。お金を頂くとは、そんな、あなたが果たす責任の代償です。だから、ITのトレンドを学ばなくてはならないのです。
あなたはITの未来を、自信を持ってお客様に語ることができますか?
それが、あなたの仕事だとすれば、その仕事を果たすためには、ITのトレンドを学び続けなくてはならないのです。
ITソリューション塾・第 34期(5月15日開講)の募集を開始
第34期の概要
「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」を軸に、その本
もはやセキャリティにファイヤー・ウォールもVPNもパスワード
こんな時代を背景に「デジタル・トランスフォーメーション」の潮
本塾では、そんな「いま」と「これから」をわかりやすく解説し、
特別講師
この塾では、実践ノウハウについても学んで頂くために、現場の実
- アジャイル開発とDevOpsの実践
- 戸田孝一郎 氏/戦略スタッフ・サービス 代表取締役
- ゼロトラスト・ネットワーク・セキュリティとビジネス戦略
- 河野省二 氏/日本マイクロソフト CSO
- 日本のIT産業のマーケティングの現状と"近"未来
- 庭山一郎 氏/シンフォニーマーケティング 代表取締役
お願い
参加のご意向がありましたらまずはメールでお知らせく
直ぐに定員を超えると思われますので、その場合に備えて参加枠を
実施要領
- 日程 初回2020年5月13日(水)~最終回7月22日(水)
- 毎週 18:30~20:30
- 回数 全10回+特別補講
- 定員 100名
- 会場 東京・市ヶ谷、およびオンライン(ライブと録画)
- 料金 90,000- (税込み 99,000)
「コレ1枚」シリーズの最新版 第2版から全面改訂
新しく、分かりやすく、かっこよく作り直しました
デジタル・トランスフォーメーション、ディープラーニング、モノのサービス化、MaaS、ブロックチェーン、量子コンピュータ、サーバーレス/FaaS、アジャイル開発とDevOps、マイクロサービス、コンテナなどなど 最新のキーワードをコレ1枚で解説
144ページのパワーポイントをロイヤリティフリーで差し上げます
デジタルってなぁに、何が変わるの、どうすればいいの?そんな問いにも簡潔な説明でお答えしています。
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー
【4月度のコンテンツを更新しました】
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・以下のプレゼンテーション・パッケージを新規公開致しました。
> 2020年度・新入社員のための最新ITトレンドとこれからのビジネス と事前課題
>デジタル・トランスフォーメーション 基本の「き」
・ITソリューション塾・第33期(現在開催中)のプレゼンテーションと講義動画を更新
>これからの開発と運用
新規プレゼンテーション・パッケージ ======
【新規】2020年度・新入社員のための最新ITトレンドとこれからのビジネス
【新規】上記研修の事前課題
【新規】デジタル・トランスフォーメーション 基本の「き」
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【改訂】総集編 2020年4月版・最新の資料を反映しました。
【改訂】ITソリューション塾・プレゼンテーションと講義動画
>これからの開発と運用
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ビジネス戦略編
【改訂】DXとPurpose p.21
【改訂】Purpose:不確実な社会でもぶれることのない価値の根源 p.22
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは何か p.29
【新規】「何を?」変革するのか p.30
【新規】「"デジタル"を駆使する」とは、何をすることか p.31
【新規】「共創」とは、何をすることか p.32
【新規】NTTとトヨタ 「スマートシティプラットフォーム」を共同構築 p.62
【新規】「両利きの経営」とDX戦略(1) P.82
【新規】「両利きの経営」とDX戦略(2) P.83
【新規】学ぶべき領域 p.272
ITインフラとプラットフォーム編
【新規】サイバー・セキュリティ対策とは p.132
【新規】サイバー・セキュリティ対策の目的 p.133
【新規】サイバーセキュリティ対策の構造 p.134
サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
【新規】機械学習の仕組み p.61
【新規】モデルとは何か p.62
【新規】人工知能と機械学習の関係 p.93
下記につきましては、変更はありません。
開発と運用編
サービス&アプリケーション・基本編
ITの歴史と最新のトレンド編
テクノロジー・トピックス編
クラウド・コンピューティング編
サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT