【図解】コレ1枚でわかるこれからの運用技術者とSRE
インフラにおける日々の運用業務は、クラウド事業者に任せられるようになりました。またインフラを使うために必要な設定は、クラウドであればツールやAPI(Application Program Interface)を介して使えるようになり、アプリケーション開発者にもできる時代です。このような仕組みが、先に紹介したインフラを設定する全ての手順をコード化する「インフラストラクチャ・アズ・コード」です。
こんな時代に運用技術者に求められる役割も大きく変わろうとしています。例えば、これまで求められてきた業務は、次のような内容でした。
- ITの実務上の利用方法について問い合わせを受けて対応する窓口業務
- 定められたオペレーションを繰り返し実施する定常業務
- ITに関するトラブルに対応する障害対応業務
- インフラに関する管理業務(構成管理やキャパシティ管理など)
このような業務は積極的にクラウド・サービスや自動化ツールに置き換え、どんどん変わるビジネス要件に柔軟・迅速に対応できるインフラ環境を作ることへと、業務の重点を移してゆくことが求められています。
具体的な業務は次のようなものです。
- 変更への即応性や信頼性の高いシステム基盤を設計
- 運用管理の自動化/自律化の仕組みを設計・構築
- 開発者が利用しやすい標準化されたポリシーやルールの整備 など
このような役割を担う技術者は「SRE(Site Reliability Engineer)」と呼ばれています。
彼らは、開発者とサービス・レベルの目標値を共有し、協力しながら開発やテスト、本番稼働に必要なインフラ環境をすぐに使える組織横断的な仕組みを作ることに取り組みます。
インシデント対応やインフラの安定稼働といった守りの役割から、加速するビジネス・スピードの変化に対応し「ビジネスの成果に貢献する」することへと、運用技術者の役割は、大きく拡がろうとしているのです。
次期・ITソリューション塾・第32期(10月9日開講)を受付ています。
次期・第32期では、「デジタル・トランスフォーメーション(DX)の本質と実践」を基本コンセプトに、それを支えるテクノロジーや実践ノウハウなどを充実させる予定です。
そのための特別講師として、SAPジャパン社長の福田譲氏に講師をお願いし、DX時代の次世代ERPとお客様との実践的取り組みについてのお話を頂きます。
また、DXの先駆的な取り組みで成果をあげられている戦略スタッフサービス代表の戸田孝一郎氏、そんな時代の新しいセキュリティ戦略である「ゼロトラスト・セキュリティ」についてはマイクロソフト・ジャパンCSOの河野省二氏にも講師としてお招きし、新しい常識への実践的な取り組みをご紹介頂きます。
詳しくは、こちらをご覧下さい。具体的な日程や内容について、ご紹介しています。
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA
【9月度のコンテンツを更新しました】
・デジタル・トランスフォーメーションについての記述を増やしました。
・新入社員研修の研修教材を改訂しました。
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総集編
【改訂】総集編 2019年9月版・最新の資料を反映しました。
パッケージ編
【改訂】新入社員のための最新ITトレンド研修・2019年9月版
ビジネス戦略編
【新規】IT投資並びに情報サービス産業の市場推移(1)p.3
【新規】IT投資並びに情報サービス産業の市場推移(1)p.4
【新規】コレ1枚でわかる最新のITトレンド p10
【改訂】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(1) p.12
【改訂】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(3) p.10
【改訂】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(4) p.11
【新規】新規事業やイノベーションは「手段」に過ぎない p.89
【新規】成長を左右する2つのメンタリティ p.210
【新規】抵抗勢力に打ち勝つ方法 p.211
【改訂】「社会的価値」とは何か p.213
【新規】計画された偶発性理論 p.221
サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
【新規】Microsoft Hololense2 p.55
【新規】IoTとAR/MR p.56
サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
*変更はありません
ITインフラとプラットフォーム編
【改訂】システム利用形態の歴史的変遷 p.68
クラウド・コンピューティング編
【改訂】異なる文化の2つのクラウド戦略 p.108
サービス&アプリケーション・基本編
*変更はありません
開発と運用編
*変更はありません
ITの歴史と最新のトレンド編
【新規】前提となるITビジネスの環境変化(〜5年) p.12
【新規】スマートフォンとは何か? P.13
テクノロジー・トピックス編
*変更はありません