【図解】コレ1枚でわかるクラウドがもたらす本質的な変化

クラウドがもたらす変化は、システム資源を調達する手段が変わることだけではありません。もっと本質的な変化が起こっています。

スマートフォンやウェアラブルなどのスマート・デバイス、コンピューターや通信機能が組み込まれたモノは、常時接続が当たり前となり、24時間365日、ユーザーの活動データや現実世界の「ものごと」や「できごと」をデータとして収集し、リアルタイムでクラウドに送り出しています。

クラウドはこれらデータを使って、様々なサービスを私たちに提供してくれます。例えば、自動車に組み込まれたセンサーやGPSは、自動運転機能や道路に設置されたセンサーと連係し、渋滞を回避し、燃費の向上や時間短縮、事故の低減などに効果を上げつつあります。また、住宅設備や家電製品と組合せれば、省エネや快適な生活に役立ちます。さらには、身体に密着させるウェアラブル・デバイスは、身体の活動量や生体情報を収集し、予防診断や食生活のアドバイスなど、健康維持に貢献してくれます。

また、ソーシャルメディアは、私たちが考えたり感じたりしたことをデータに置き換える役割を担い、生活のパターンや行動特性、興味や関心、趣味嗜好に関わる情報をクラウドに蓄積し、それに合わせた情報や広告を提供してくれます。

現実世界のモノやコト（個人の行動や社会的な活動）の情報とクラウドが、様々な"つながり"を持ち、一体になって機能するビジネスや生活の新しい基盤が築かれたのです。

これによりフィジカルとデジタル、あるいはオフラインとオンラインの境目は曖昧となり、むしろ融合してひとつの仕組みとなって機能する社会へと大きく変容したと言えるでしょう。

このような常識の大転換、すなわちパラダイム・シフトが、クラウドのもたらす本質的変化と言えるでしょう。

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー／LiBRA

【9月度のコンテンツを更新しました】
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総集編
【改訂】総集編　2019年9月版・最新の資料を反映しました。