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【図解】コレ1枚でわかる量子コンピュータ 3/4

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量子コンピュータは、理論上、この世界の全てを計算できる万能のコンピュータです。ただ、その実現は容易なことではなく、その解決策も含めて、研究開発が進められています。

万能型量子コンピュータ

量子物理学の基礎方程式を全て計算できるコンピュータです。量子の振る舞いを正確に操作することでこれを実現することを目指しており、「量子ゲート方式」とも呼ばれています。

ただ、これを実現するには、量子の動きを一時的に一定時間停止させなければならないことや、かりに誤りがあってもそれを自動的に訂正できる仕組みなどが必要となりますが、未だその有効な解決策は見つかっておらず、実現にはまだ20年ほどはかかるのではないかと考えられています。

それでも、その可能性は計り知れないものがあることから、IBMMicrosoftGoogleAlibabaなどが、莫大な資金を投じて研究開発をすすめています。

特化型量子コンピュータ

特定の計算問題に特化して、高速に計算しようと開発されており、「量子イジングマシン方式」とも呼ばれています。

「イジングマシン」とは、磁石などの磁性体の性質を表す統計力学のモデルである「イジングモデル」の振る舞いを擬似的に再現して計算させようというコンピュータのことです。このイジングモデルが量子物理学的な性質を持つことから、量子コンピュータに区分されています。

2011年、カナダのD-Wave Systems社が初めてこの方式のコンピュータを製品化しています。他にも、NTTや富士通、日立製作所が製品化、東芝も製品化に向けて開発を進めています。ただし、量子物理学の原理を参考にはしていますが、量子特有の振る舞い(量子効果)を直接計算に使っていない製品もあります。

これらにできることは、「組合せ最適化問題」と呼ばれる「様々な制約の下で多くの選択肢の中から、ある指標あるいは価値を最も良くする組合せを求める計算」に限られます。しかし、その応用範囲は広く、例えば、配送コストを最小にする配送経路を求める問題、機械学習アルゴリズムにおける学習過程、金融ポートフォリオの最適な組合せを見つけるなどへの適用がすすめられています。

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA

【9月度のコンテンツを更新しました】
・デジタル・トランスフォーメーションについての記述を増やしました。
・新入社員研修の研修教材を改訂しました。
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総集編
【改訂】総集編 2019年9月版・最新の資料を反映しました。

パッケージ編
【改訂】新入社員のための最新ITトレンド研修・2019年9月版

ビジネス戦略編
【新規】IT投資並びに情報サービス産業の市場推移(1)p.3
【新規】IT投資並びに情報サービス産業の市場推移(1)p.4
【新規】コレ1枚でわかる最新のITトレンド p10
【改訂】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(1) p.12
【改訂】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(3) p.10
【改訂】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(4) p.11
【新規】新規事業やイノベーションは「手段」に過ぎない p.89
【新規】成長を左右する2つのメンタリティ p.210
【新規】抵抗勢力に打ち勝つ方法 p.211
【改訂】「社会的価値」とは何か p.213
【新規】計画された偶発性理論 p.221
サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
【新規】Microsoft Hololense2 p.55
【新規】IoTとAR/MR p.56

サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
*変更はありません

ITインフラとプラットフォーム編
【改訂】システム利用形態の歴史的変遷 p.68

クラウド・コンピューティング編
【改訂】異なる文化の2つのクラウド戦略 p.108

サービス&アプリケーション・基本編
*変更はありません

開発と運用編
*変更はありません

ITの歴史と最新のトレンド編
【新規】前提となるITビジネスの環境変化(〜5年) p.12
【新規】スマートフォンとは何か? P.13

テクノロジー・トピックス編
*変更はありません

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