【図解】コレ1枚でわかるクラウド利用の推移
■汎用業務の移管
クラウド利用の最初の段階は、BoxやDropBoxなどのファイル共有、G-SuiteやOffice365のようなオフィス・ツールなどの独自性の少ない汎用的業務を提供するSaaSから使ってゆくやり方です。
■独自業務の移管
機器を自前の資産として所有し稼働させている(オンプレミス)システムを「仮想サーバー」を提供するクラウド・サービス(IaaS)に移管し、設備や運用管理の負担を軽減しようという段階です。オンプレミスのシステムについては、クラウド技術を前提に作られた製品、例えば、Microsoft Azure StackやAmazon Outpostsなどを使うことで、パブリック・クラウドとの連係が容易になり、導入や運用管理の負荷が軽減できます。
■クラウド・ネイティブでの構築
次の段階はコンテナやサーバーレス・サービスへの移管です。コンテナはアプリケーションの実行を他のアプリケーションから独立、隔離させることができる仕組みであり、この点に於いては仮想マシンと同様の役割を果たします。しかし、仮想マシンと比べてシステム資源の消費量が少なく、複数のクラウド・サービスやオンプレミス・システムをまたがり、分散させたりスケールアウトさせたりも容易にできることから、複数システムをひとつのシステム資源としてシームレスに扱えるようになります。
このような仕組みを実現するには、オープンソース・ソフトウェアであるコンテナ管理システムDockerや複数のコンテナを一元管理するKubernetes、コンテナの負荷分散やスケールアウトを自動化してくれるIstioなどが使われます。ただし、これらを自前で構築し、運用するのは容易ではなく、構築や運用管理を任せることができるクラウド・サービスも登場しています。
さらには、サーバーレスあるいはFaaS(Function as a Service)と呼ばれるクラウド・サービスを使えば、システム資源の調達や運用管理の一切をクラウド事業者に任せることができ、アプリケーション開発者は、ビジネスにとって重要なアプリケーションのロジックに集中できるようになります。このような使い方をクラウド・ネイティブといい、その利用は拡大しています。
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA
【8月度のコンテンツを更新しました】
・量子コンピュータのプレゼンテーションに新しい資料を加えました。
・講演資料を2つ追加しました。
・動画セミナーを1編追加いたしました。
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総集編
【改訂】総集編 2019年8月版・最新の資料を反映しました。
総集編
【改訂】新入社員のための最新ITトレンド研修・2019年8月版
【改訂】これからのビジネス戦略
ITソリューション塾・最新教材ライブラリー/ITソリューション塾・第31期
【改訂】IoT
【改訂】AI
【改訂】これからの開発と運用
【改訂】これからのビジネス戦略
ビジネス戦略編
【改訂】デジタルとフィジカル(1) p.3
【改訂】デジタル・トランスフォーメーションとCPS p.7
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(1) p.8
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(3) p.10
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(4) p.11
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(5) p.12
【新規】DXを支える4つの手法と考え方 p.64
【新規】「手段」と「目的」をはき違えるな! p.87
【改訂】事業戦略を考える p.88
【新規】共創ビジネスの実践 p.146
【新規】DXと共創の関係 p.147
【新規】イノベーションの本質 p.154
サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
*変更はありません
サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
*変更はありません
ITインフラとプラットフォーム編
*変更はありません
クラウド・コンピューティング編
【新規】クラウド・ネイティブとは p.106
サービス&アプリケーション・基本編
*変更はありません
開発と運用編
【新規】システム化の対象範囲 p.4
【新規】ITの役割分担 p.5
【新規】ワークロードとライフタイム p.6
【新規】人間の役割のシフト p.7
【新規】超高速開発ツール p.86
ITの歴史と最新のトレンド編
*変更はありません
テクノロジー・トピックス編
【新規】メモリードリブン・コンピュータ p.56-59
量子コンピュータ
【新規】物理学とコンピュータ p.3
【新規】量子コンピュータの分類 p.4
【改訂】量子コンピュータの限界と可能性 p.6
講演資料:
【大学生・講義】テクノロジーな未来は私たちを幸せにしてくれるのだろうか?
【SIer向イベント】Sierはもういらない! DX時代にそう言われないために