【図解】コレ1枚でわかる「デジタイゼーション」と「デジタライゼーション」
デジタイゼーション(Digitization)とデジタライゼーション(Digitalization)は、よく似た言葉ですが、異なる使われ方をしています。
デジダイゼーションは、デジタル技術を利用してビジネス・プロセスを変換し、効率化やコストの削減、あるいは付加価値の向上を実現する場合に使われます。例えば、アナログ放送をデジタル放送に変換すれば、周波数帯域を効率よく使えるようになり、限られた電波資源を有効に使えるようになります。紙の書籍を電子書籍に変換すれば、いつでも好きなときに書籍を購入でき、かさばらず沢山の書籍を鞄に入れておくことができます。手作業で行っていたWeb画面からExcelへのコピペ作業をRPA(Robotics Process Automation)に置き換えれば、作業工数の大幅な削減と人手不足の解消に役立ちます。
このように、ユーザーとの接点となるユーザー・インターフェイス(User InterfaceまたはUI)や作業手順を置き換え、効率化や合理化、あるいは付加価値の向上に寄与する場合に使われる言葉です。
一方、デジタライゼーションは、デジタル技術を利用してビジネス・モデルを変革し、新たな利益や価値を生みだす機会を創出する場合に使われます。例えば、自動車をインターネットにつなぎ稼働状況を公開しておけば、必要な時に空いている自動車をスマートフォンから選べて利用できるカーシェアリングになります。それが自動運転のクルマであれば、取りに行かなくても自ら迎えに来てくれるので、自動車を所有する必要がなくなってしまいます。また、好きな曲を聴くためには、CDを購入する、ネットからダウンロードして購入する必要がありましたが、ストリーミングであれば、いつでも好きなときに、そしてどんな曲でも聞くことができます。動画もまた同様です。また、ストリーミングでは、一般的に個別に購入するのではなく、月額定額(サブスクリプション)制で聴き放題となっており、音楽や動画の楽しみ方が、大きく変わってしまいます。
このように、デジタル技術でユーザーの体験であるユーザー・エクスペリエンス(User ExperienceまたはUX)やビジネス・モデルを変革し、これまでに無い競争力や差別化を実現し、新しい価値を生みだす場合に使われる言葉です。
DXは、デジタライゼーションの先に位置する取り組みと言えるでしょう。
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【改訂】DX案件の獲得にソリューション営業は通用しない p.131
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【新規】特化型と汎用型の違い p.13
【新規】知能・身体・外的環境とAI p.79
【改訂】機械学習の方法 p.95
【新規】AIに出来ること、人間に求められる能力 p.111
クラウド・コンピューティング編
【新規】クラウド・サービスの区分 p.43
【新規】クラウド利用の推移 p.104
サービス&アプリケーション・基本編
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開発と運用編
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ITの歴史と最新のトレンド編
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ITインフラとプラットフォーム編
【改訂】サーバー仮想化とコンテナ p.89
【新規】コンテナのモビリティ p.91
テクノロジー・トピックス編
【改訂】IntelとArm p.22
【新規】Armが狙う3つの分野 p.27
【新規】CDP(Customer Data Platform)とは p.30
【新規】Pelionが目指す「打倒GAFA」 p.31
【新規】スーパーコンピューター編を新設 p.33〜42
スパコン「京」後継機、名称は「富岳」に決定
大量のデータ処理への要望(シミュレーション)
スーパーコンピュータの誕生
スカラープロセッサとベクトルプロセッサ
ベクトルプロセッサに向く演算=行列演算
数値予報
ベクトルからパラレル/マッシブ・パラレルへ
ベクトルからパラレルへ
Armと富士通が共同開発したSVE