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【図解】コレ一枚でわかるシステム・アーキテクチャーの変遷

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業務個別に、あるいは部門個別に構築されたシステムを「サイロ・システム」と呼ぶ。本来、サイロ(silo)とは家畜の飼料や穀物などの貯蔵庫、そこから転じて弾道ミサイルの地下格納庫のことをいい、「窓がなく周囲が見えない」という意味がある。ここから、業務間の連携を欠いて個別、独立して構築、運用されているシステムを「サイロ・システム」と呼ぶようになった。

サイロ・システムの構築や運用には手間がかかり、システム資源の重複もあって無駄が多い。そこで、これらを仮想マシン化して集約を図り、システム資源の利用効率を高め、運用管理負担を減らそうという動きが始まる。

この延長線上に、パブリック・クラウドのIaaSが登場する。つまり、仮想マシンを稼働させる受け皿として構築や運用管理の負担を肩代わりしようというものだ。しかし、全てのシステムを移管するのは容易なことではなく、一部のシステムは残ることになる。ただそうなると構築や運用管理は、自分たちで担わなくてはならない。

この状況を改善してくれるのが、パブリック・クラウドの技術をベースに構築されたシステム・インフラのパッケージである統合システム(Converged System)である。この統合システムの進化形として、注目されているのがハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(Hyper Converged Infrastructure/HCI)だ。さらにハプリック・クラウドとの互換性や相互運用を容易にするために、そのクラウドの環境を予め導入した製品も登場している。例えば、Microsoft Azure StackやAmazon Outpostsなどだ。これにより、オンプレミスであっても、構築や運用管理の負担が軽減でき、パブリック・クラウドとの一元的な運用管理やシステム資源のシームレスな連携を実現するハイブリッド・クラウドとしての利用が容易になる。

今後IoTの普及とともに、膨大な数のデバイスを管理し、業務システムとの連係を図らなければならない時代へと向かう。これらを効率よく運用するために、三層構造でのシステムへと移行してゆくことになるだろう。

多くの業務システムはパブリック・クラウドへと移管を進め、低遅延時間や即時処理を求められる業務はデバイスの近くに設置されたシステムで対応し、センサーでのデータ収集やユーザーインターフェイス、あるいは個人認証など外のネットワークには送り出したくないデータはデバイス側で処理する形態となる。

デバイスに組み込むプロセッサーの低消費電力化や演算能力の向上、機械学習を効率よく処理する機能の登場により、デバイス側での処理範囲をさらに拡大しようという動きも進んでいる。

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