「変身資産」を増やす3つの力
100年人生が当たり前になろうとしています。これまでのように、20代前半までは「学び」、65歳まで「働き」、85歳まで「余生を送る」といった3ステージの人生では、経済的にも生きがい的にもやってはいけない時代になろうとしています。一方でテクノロジーの進化は、「スキルの陳腐化」を加速し人生の「旬」の期間を短縮しつつあります。
そんな時代に「社会に必要とされる存在」であり続けるためには、シングル・スキル/シングル・ステージの生き方から、マルチ・スキル/マルチ・ステージの生き方を模索してゆかなければならないことは、昨日のブログでも述べたとおりです。
世の中が変わっても「社会に必要とされる存在」であるためには、そのための資産を積み上げてゆかなければなりません。これは「変身資産」とも呼ばれ、3つの力を磨くことで、その力を積み上げてゆくことができるのではないかと思っています。
独学力
Fixed Mindset (自分の能力や役割はこの範囲だと割り切ってしまう心の有り様)ではなく、Growth Mindset(可能性はいつでもあり成長に限界はないという心の有り様)を持つことが全ての原点です。自分に役に立つから、あるいはやらなければならないから学ぶのでなく、新しいテーマを常に探し求め、学ぶことを楽しめる心を育ててゆかなければなりません。
常に時代を先取り、何が必要とされているかを探し続けることです。それを教えてくれる教科書も研修もありませんから、自分で学ぶ力を身につけなければならないのです。
つながり力
何が必要とされているのか、どんな生き方の選択肢があるのかを教えてくれるのは、様々な生き方をしている人たちです。多様な価値観やロールモデルを知り、共感し、人生の選択肢を増やしてゆくことです。知識だけでは学べません。直接会って、その人と会話し、感じることで学べることは沢山あります。そんな機会を積極的に増やしてゆくことです。
また、自分が新たなステージで活躍してみたいと感じたとき、その道筋を与えてくれるのも、そうやって知り合った人たちです。ビジネスのチャンスを提供してくれることもあるでしょう、困っているときに助けてくれたり、助けてくれる人を紹介してくれたりしてくれます。
アウトプット力
ひとつのアウトプットを産み出すためには、その10倍のインプットが必要です。アウトプットを増やせば増やすほど、インプットは加速度的に増えてゆきます。つまり、アウトプットはインプットを増やすためのツールなのです。
アウトプットが増えれば、インプットが増えるので独学力は鍛えられます。アウトプットが増えれば、人との関係が増えるのでつながり力も磨かれます。なによりも、アウトプットは人の役に立ちますから、それが人脈を築いてゆくのです。
ここでいう「人脈」とは、「どれだけの人を知っているか」ではなく、「どれだけの人に知られているか」ということです。もし、前者であれば、誰もがトランプ大統領と人脈があることになってしまいます。そんな人脈など、何の役にも立ちません。「あの人はこんな人なのだ」ということを知られていれば、相談もされるでしょうし、こちらから相談しても「あなたなら」と相談にのってくれるでしょう。そんな人脈を築かなければ、何の役にも立ちません。そのためにも必要なのがアウトプットなのです。
また、アウトプットは人に伝わらなくてはなりません。「伝える」という自己満足のためにやっても意味がありません。「伝わる」ことで始めて目的が達成できます。そのためには、ストーリーを磨かなければなりません。そんな積み重ねが、物事を考え整理するフレームワークを磨いてゆくのです。
「独学力」、「つながり力」、「アウトプット力」の3つを意識して鍛えてゆけば、きっと変身資産を積み上げてゆくことができるはずです。
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA
2017年12月版・改訂/追加リリース
最新版【12月版】を更改しました
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・量子コンピュータのプレゼンテーションを追加しました。
・各チャートの解説文を大幅に追加・改訂しました。
・デジタル・トランスフォーメーションについて追加・改訂しました。
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サンプル:量子コンピュータ
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRAよりロイヤリティフリーにてダウンロードできます。ほかにも、3000ページほどのプレゼンテーションやドキュメントがロイヤリティフリーでダウンロード(パワーポイント形式、ワード形式、エクセル形式)できます。
今月度の追加・更新の詳細は以下の通りです。
ビジネス戦略
【改訂】デジタル・トランスフォーメーションの意味 p.5
【新規】デジタル・トランスフォーメーション実践のステップ p.11
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは p.12
【新規】SIビジネスのデジタル・トランスフォーメーション p.13
【改訂】SIビジネスの変革を牽引するトレンド p.16
【新規】収益を生みだすビジネス構造 p.17
【新規】働く現場で何が起こっているのか? P.33
【新規】SI事業者の「働き方改革」 p.34
【新規】「働き方改革」で何を目指すのか p.35
開発と運用
【改訂・解説文】情報システムにもとめられる品質 p.5
【改訂・解説文】これからの開発と運用 解説文の改訂 p.6
【改訂・解説文】開発と運用の関係や役割を変革するDevOps p.25
【改訂・解説文】コンテナとDevOpsの関係 p.36
【改訂・解説文】コマイクロサービス p.38
【改訂・解説文】イベント・ドリブンとコレオグラフィ p.39
【改訂・解説文】超高速開発ツール p.41
【改訂・解説文】コレ1枚でわかるFaaS p.42
【改訂・解説文】これからのITとITビジネス p.48
【改訂・解説文】SRE(Site Reliability Engineer) p.49
【改訂・解説文】APIエコノミー p.51
インフラとプラットフォーム
【改訂・解説文】サーバー仮想化とコンテナ p.95
【改訂・解説文】デスクトップ仮想化とアプリケーション仮想化 p.97
【改訂・解説文】ストレージの仮想化 p.102
【改訂・解説文】SDNとNFV p.103
【改訂・解説文】SD-WAN p.104
【改訂・解説文】サーバー仮想化の3つのメリット p.106
【改訂・解説文】コンバージド・システムとハイパーコンバージド・システム p.135
【改訂】ストレージ性能の推移/1台当たりの容量 p.214
【新規】インフラでの重複排除/圧縮 p.220
テクノロジー・トピックス
【改訂・解説文】「ムーアの法則」と「メトカーフの法則」 p.5
【改訂】VRとARとMR (MRを追加、チャートと文言を改訂) p.14
【新規】従来の方法(集中台帳)とブロックチェーン(分散台帳) p.37
【新規】「量子コンピュータ」についての新章を追加 p.66〜79
量子コンピュータの必要性
これまでの古典コンピュータで解けない問題
循環セールスマン問題(組み合わせ最適化)
量子コンピュータとは何か
量子力学
量子コンピュータの適用分野
BitとQubit
量子コンピュータが高速で計算できる理由
量子コンピュータの種類
量子コンピュータの現状
自然現象を借用したアルゴリズム
量子イジングマシンとスパコン
D-Waveの計算原理
ITの歴史と最新のトレンド
*追加・変更はありません
サービス&アプリケーション・先進技術編/人工知能
*追加・変更はありません
サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
*追加・変更はありません
サービス&アプリケーション・基本
*追加・変更はありません
クラウド・コンピューティング
*追加・変更はありません