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クライアント以上に当事者でありたい!

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「クライアント以上に当事者でありたいとおもいます!」

毎週木曜日の夜、10回にわたり最新のITトレンドとビジネス戦略について講義をさせて頂いた10名そこそこのベンチャー企業。その最終講義で、受講者からそんな宣言を聞かされた。本当に嬉しいひと言だった。

「お客様と話しをしていて、相手が何をいっているのか分かって、自信がつきました。」

「相手の話が理解できるので、まともな質問ができるようになりました。」

「知ってるつもりではだめなんですね。使えなくちゃ価値がない。そのことがよく分かりました。」

そんなコメントも頂いた。成長の喜びが人を前向きにさせる。そういう機会に関われることは、なんとも嬉しい。特に、「クライアント以上に当事者でありたい」という言葉は、まさにプロとしての自覚だ。お客様以上にお客様について考え、お客様以上にお客様の課題に向き合おうとする態度こそ、いい仕事をするためとの基本だ。もともとそういう考えを持っていたのだと思うが、改めて再確認する機会を提供できたことはこの上なく嬉しい。

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当然のことだが、お客様は当事者である。当事者ではない外部の人間がお客様以上に、お客様の業務や課題について詳しいはずがない。だからこそ、お客様以上に考え、お客様以上に調べ、お客様以上に当事者になろうとしなければ、お客様と対等に議論を交わすことはできない。

そういう態度でお客様に向き合えば、会話にも自信がにじみ出る。お客様が気付かないことに気付くこともあるだろう。相手は、そんなあなたの振る舞いに信頼感をいだいてくれる。

当事者であろうということは、相手の立場に身を置くと言うことでもある。それは、相手と同じことを考え、同じように発想しろと言うことではない。相手の立場に自分が置かれたとき、自分ならどう判断し行動するかを想像することだ。それが相手と異なってもいい。むしろ、異なった方がいい。自分とは違う視点で自分の仕事を捉えてくれるからこそ、外部の人間の存在意義がある。

そういう真剣で必死な相手への向き合い方が、人を成長させる。沢山の本を読むことやいろいろな研修に出ることだけでは、成長の材料を得ることに留まる。そこで得た知識を使って、真剣に相手に向き合ってこそ、その知識が自分の血となり肉となる。この両輪を転がし続けることが、成長の坂を登る力となる。

いま、こうして、こういう文章を書かせてもらっている。書くことで自分を内省し、この体験を確かな経験に昇華できる。そんな成長の機会を私もまた頂いた。

改めて思う。与えることは与えられることでもある。真剣に、最高を与え続けようとすれば、相手からも同様のものを与えてもらえるということを。

11月改訂版をリリースしました!
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA

  • 「情報セキュリティのジアタマを作る」を新掲載!
  • 「アテにされるためにはどうすればいいのか」そんな新しい講演資料も掲載しました。
  • 他にも大幅にドキュメントを追加・更新致しました。解説文も増えています。

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【講演資料とトピックス】

【新規】ITソリューション塾・特別講義・Security Fundamentals / 情報セキュリティのジアタマを作る
【新規】講演資料・アテにされる/どういうこと?どうすればいいの?

【サービス&アプリケーション・基本編】

【新規】オープンソース・ソフトウェア(OSS)  p.74-90
オープンソース・ソフトウェアについて、全17ページの新しい章を作りました。

【サービス&アプリケーション・先端技術編】

【新規】IoTに期待される経済価値 p.10
【更新】IoTの2つの意味 p.16
【新規】IoTの仕組み p.17
【新規】デジタル・トランスフォーメーションの進化 p.18
【新規】IoTの三層構造 p.43
【更新】クラウドから超分散へ p.45
【新規】LPWAネットワークの位置付け p.46
【新規】LPWAネットワーク 通信規格一覧 p.47
【更新】IoTのビジネス・レイヤ p.48
【新規】人工知能の適用領域 p.131

【インフラ&プラットフォーム編】

【新規】クラウド・コンピューティングの起源  p.25
【新規】メインフレーム、クライアントサーバー、クラウド p.107
【更新】ウェアラブル・デバイスの種類と使われ方 p.115
【新規】ユビキタスからアンビエントへ p.116
【新規】2014年以降のMicrosoftの新戦略 p.142
【新規】統合システム(Converged System)の分類 p.191
【新規】ハイパーコンバージドの仕組みと特徴 p.193-194
【更新】コンバージドとハイパーコンバージド p.195-196

【テクノロジー・トピックス編】

【新設+更新】FinTechとブロックチェーンについて新しい章を作り、ブロックチェーンの記述を大幅に増やしました。 p.24-37

【ITの歴史と最新トレンド編】

変更はありません。

【ビジネス戦略編】
追加・変更はありません。ただし、解説文を増やしました。

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