人脈とはどれだけの人を知っているかではなく、どれだけの人に知られているかだ
人脈とはどれだけの人を知っているかではなく、どれだけの人に知られているかだ
誰の言葉だったかは忘れましたが、けだし名言だと思います。いくらこちらが相手を知っていると言っても相手に知られていなければ、相談もできなければ、仕事の切っ掛けも生まれません。「私はオバマ大統領を知っている」、「私は徳川家康を知っている」と同じ話です。
知られる存在になってこそ、人は相談を持ちかけてくれるのです。こちらがどれだけ知っていようとも、自分が知られていなければ、信頼して話を聞いてはくれません。しかし、自分の存在が相手に知られていれば、こちらから相談しなくても、相手から相談されます。また、相談に行っても、「ああ、あの○○さんですね。」となり、話のきっかけはすぐにつかめます。営業活動には、こんな人脈を築く取り組みが欠かせません。
では、どうすればいいのでしょうか。それは、自らがメディアになることです。
役立つ情報を発信し続けること
そう言い換えても良いかもしれません。だからといって、「ブログやフェイスブックに気の利いたことを書くこと」ではありません。例えば、お客様が興味を持っている話題について資料をまとめて説明にゆくこと、お客様を相手に勉強会を開いてみること、お客様の課題解決に真摯に向き合い忌憚のない率直な自分の考えをぶつけてみることなど、お客様の役に立つ情報を伝え続けることが、メディアになると言うことです。もちろん、ブログやフェイスブックという手段を使い、さらにその範囲を拡げることは意味のあることだとは思いますが、その行為そのものが目的ではないのです。
また、「役に立つ」かどうかは、相手が決めることだということも忘れないようにしたいものです。こちらが役に立つと思っていることが、相手にとっても同じであるとは限りません。だから、相手の顔が見えなくてはならないし、相手が何を知りたいと思い、何に困っているかを想像し、相手に問い掛け、徹底して考えなければなりません。役に立つとは、そんな取り組みの結果として、相手が感じることなのです。
メディアになるとは、そんな人脈を拡げる活動のことです。このような取り組みを通し、「役に立つ存在」としての自分自身を認知していただくことができるようになります。
お願いする営業から、お願いされる営業へ
メディアになると言うことは、そういう存在になることを目指す取り組みとも言えるでしょう。
【最新版】最新のITトレンドとビジネス戦略【2015年12月版】
*** 全て無償にて閲覧頂けます ***
最新版【2015年12月】をリリースいたしました。
今月の目玉は、「オンプレからパブリッククラウドへの移行」について、ドキュメントを追加しています。移行をご検討のユーザー企業・情報システム部門の方は企画書や経営会議の資料として、SIerの方はお客様の提案資料としてご利用頂けると思います。
なお、今月より「テクノロジー編」を「インフラ&プラットフォーム編」と「サービス&アプリケーション編」の2つに分割致しました。(全438ページとなり資料探しに手間がかかるようになったため)
【インフラ&プラットフォーム編】(246ページ)
- ハイブリッド・クラウドについて、各社の取り組みを比較しやすいように資料を作り直しました。P44
- PaaSについての解説をわかりやすく修正しました。p.55-56
- 「パブリッククラウドへの移行の勘所」と「パブリッククラウド移行の企画書・提案書の作り方」の章を新しく追加しました。SIerにとっては顧客提案資料として、また、ユーザー企業の方は経営会議や企画会議の資料としてご利用頂けると思います。p.77-94
【アプリケーション&サービス編】(192ページ)
- 誤字・脱字等を修正しました。内容に大きな変更はありません。
【ビジネス戦略編】(74ページ)
- 「SI事業者の成功要因の変化」を追加致しました。
- 「PEST分析と5フォース分析で見るクラウド化」を追加しました。
- 「事業再構築の逆Cカーブ」と「SIビジネスへの適用」を追加しました。
- 「基幹業務のAWS適用事例」を追加しました。
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「情報と処理の基礎は教えているが、クラウドやIoT、
ビッグデータは教えていません。」
そんなことで新人達が現場で戸惑いませんか?
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「【図解】コレ1枚で分かる最新ITトレンド」に掲載されている100枚を越える図表は、ロイヤリティ・フリーのパワーポイントでダウンロードできます。自分の勉強のため、提案書や勉強会の素材として、ご使用下さい。
目次
- 第0章 最新ITトレンドの全体像を把握する
- 第1章 クラウドコンピューティング
- 第2章 モバイルとウェアラブル
- 第3章 ITインフラ
- 第4章 IoTとビッグデータ
- 第5章 スマートマシン